見出し画像

高齢地区の自治会長を現役世帯がやることになった話 引継ぎ編

前回までのあらすじ
来年度の町内会長を決める会議に参加した私ですが
会議の中でご高齢の方が「役員なんてできない!やれっていうなら町内会抜ける!」と仰っておりまして
重くもない腰を上げ「じゃあ僕やりますよ」と名乗り出た。

自信満々に名乗り出ましたが近所関係は希薄な社会に逆らうことなく
せいぜい両隣正面くらいとは面識がある程度。果たしてどうなることやら



町内会の引継ぎ

現会長副会長書記さんと次期会長である私が会議室にて
引継ぎを行いました

資料の引き渡し

現会長より提案のあった日付に会社の希望休を使用して引継ぎ日をスケジューリング。
高齢化社会と言えどパソコンは使うようでUSBメモリに入った町内会のデータを頂く。
別途紙媒体でファイリングされた行事や仕事内容、案内文に至るまでの資料を頂く。

仕事内容の説明

現会長、副会長より大体の仕事内容を聞きながらこちらの質問にも答えてくれる形式で説明が進む。
主な仕事内容は
・案内文の作成(行事、掃除、パトロール)
 作成した文書データを地域住民分印刷したり配布したりは別の役員に振る
・会議などの司会進行(取り決め、活動報告など)
・防災関係の責任者
 避難勧告が出た場合、避難者がいる場合は避難所で過ごす必要がある
 避難所の鍵を管理しているので有事の時は出て行く必要がある
 地域住民へのアナウンスや避難経路などの取り決め
・地域資源からの招待
 学校の運動会、各種行事、公民館の講習会のお手伝いなど
 基本欠席でも構わないが必須のものもある。
 スケジューリングが難しければ他の役員にお願いし代理出席してもらう
・行政(役所)への連絡依頼
 樹木が伸びている、道路に穴が開いている、ガードレールが曲がっている
 役所の調査への立ち合い
 町内清掃で出たゴミの回収依頼
・苦情対応
 犬がうるさいなど住民からの苦情を受け対応をする
 基本的に個人あてに注意勧告をするとトラブルになるので全体的に注意をを促す。(トラブル回避とちゃんと注意はしましたよという責任を果たす)
・他自治体や団体との関係
 行事の依頼や役所からの回覧文書など
・町内会の加入離脱の手続き
 新築と中古で扱いが違う
 新築で住み始めたお宅に伺い初回会費30kほど頂戴してこなければならないそう話の分からない人が越してくると厄介な仕事になりそう

まとめ

原則「例年通り」が主体になっていて町内会長を誰がやったか?などの色は出にくい構図になっている。
ただ、好きなようにしてもらって大丈夫とは言ってもらえたがその向こう側に「うっかり口に出せないような難しい問題」が見え隠れしていた
とりあえずは、資料作りと仕事の采配と責任者がメイン業務な印象

所感

第一印象としては
あれ?思ったより簡単そうだな…ってところと
見えてなかった地域社会の骨が見えてきたこともあり少し楽しくなってきた
良い方は悪いが「みんなが敬遠するほど大変な仕事とは思えない」というのが正直なところですがこれから先に何か大変なものに出くわすかもしれないという不安もある

気になってた件

引継ぎにあたり質問しようと思っていた気になること

連絡手段

電話文化の人たちがやはり主たる層なのでスマホの電話料金プラン変更が必要かどうかが気になっていたが意外にも(失礼)LINE電話を使用されているそうでプラン変更の必要性はないそうです。

報酬

無報酬のボランティアなのかと尋ねると報酬はあるということで年度末に30kほど頂戴できるようです。仕事のラクさ加減を見て次年度もやってもいいかもしれない額ではある(現段階)

挨拶ごと

所謂行事などでの「町内会長のあいさつ」だの電報でお祝い弔辞などする必要があるのか?ということに関して質問するが「ほとんどない」とのこと
行事も最初顔出してちょっと挨拶して後は帰りますだそうだ。


次回は現役員と次期役員の顔合わせだそうです

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?