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高齢地区の町内会長を現役世代がやることになった話 【3月まとめ編】

地域によって呼び方が変わるみたいですが筆者の地域は
自治会の呼称を町内会としており、その長を町内会長としております

その町内会長を仕事・育児の現役世代がやることに。
何となく定年退職したが活気のあるお年寄りが町内会を動かしているイメージがあったのだが現実は「高齢でやることができない」という声
「じゃあ、俺やります」と手を挙げた男の話。


引継ぎ

現町内会役員たちが来年度役員に業務を引き継ぎます
2月中に役員を決め3月中に引継ぎを行い4月から新メンバーでスタート
今のところ不安でしかない理由は下記

✅業務

まずは業務の引継ぎ
就いた役職がどんな仕事なのか?何をすればいいのかを前任より説明を受ける…がパッとしない。
気になったところを質問するのだが
前任者もよくわかっていないことが多い
Qではどうやって業務をこなしているのか?
シンプルな回答が返ってきた
基本的には例年通り、過去の資料を日付と名前を変えて出しなおしている
歴史と伝統の書類ベースで運営されていた。
5月にこんな行事を毎年してるから今年もする
その際このような文書を回覧していたので修正して回覧する
その行事に対して各役員の仕事はこれです。と言った感じ。
持ち回りでやるには都合がいいシステムかも

✅新旧役員顔合わせ

新旧役員が顔を突き合わせて資料を確認する会があった。
私が若くして会長に就いたこともあってか毎年恒例なのかはわからないが
「何か変えないとまずいのでは?」という主旨の声が上がる。
資料を読んで住所や連絡先に間違いがないかと自己紹介をするだけの会だったはずが…

提案の声の要点は下記
①役員をしたがらない人が町内会を退会している
主に高齢者がそれに該当するとのこと
役員をしたがらず町内会を抜け地域から孤立してしまうことを問題視
高齢化地区において住民同士の横つながりは重要であると
ごもっともである。
②役員決定のシステムの見直し
住居エリアごとに班長が交代していくシステムで班長の中から役員を決めている。特に会長はやりたがらない人が多いらしい。
かと言って「くじびき」で決めてしまってよい役職ではない。
じゃあどうやって決まっているのか?
出来そうな人のお宅を回ってお願いしているそうだ。
なんて非効率。
このシステムを見直すべきだとの声
ごもっともである。
③町内会の存在意義
ちょっとあまりにもデカイテーマがのしかかったんですが
若い方からのご意見で会費を払ってまで町内会に所属しているが
何も恩恵を感じることがない、行事ごとも参加しないしメリットがない…と
ごもっともである。

これらを受けてその日にするつもりはなかった所信表明をすることに。
会長を引き受けたいきさつから始まり
必要がないことや必要なことの見極め、未来を見越した町内会のあり方の変更など数年かけてしていきたい旨を語る。
大きいこと言っちゃったなぁ…と思いつつ話し終えたら
拍手を頂いた。頑張ろう。
…が絶対大変だよな?これ

✅資料

書物ベースで運営されている町内会なもので資料の引継ぎは重要
手書きの表に手書きで書かれた案内文などが出回る町内会もあるが
前任者よりこれがすべてのデータですとUSBメモリーを渡される。
おぉITしてるじゃんうちの町内会と感激しました正直。

別途呪いのアイテムもありまして
所謂キングファイルというファイルの超ごついやつにご丁寧に過去の行事や案内文の紙が丁寧にファイリングされている。これが数年分。
両手でも持てない量。
引き渡そうとした方から
「昔のは捨てていいんだろうけど誰も捨てないのよね」とのこと。
なにそれ呪われたアイテムじゃん…

🔴まとめ

まず実際に町内のご高齢の方と顔を合わせ話をして感じたのが
とても頭がよくコミュニケーションがちゃんと取れるということ。
いや、そりゃそうだろ年寄り舐めんなよ?って思われるかもしれませんが
昨今のSNSやニュースを見ると現代にマッチしてないお年寄りの蛮行が視界に入りやすかったのもあり高齢者に偏見を持っていたことが分かり反省。

そして役員方も
町内会に対して何らかの不安を抱えており何か変えないといけないと感じていることが分かりました。

革命家を待ってたってことでいいでしょうか?いいんですか?

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