言霊を信じて夢を宣言する
私の夢はアイスクリーム屋さんになることです。
まるで幼稚園児が卒園アルバムに書くような文章ですが、紛れもなく大人である、今の私の夢です。
もっと大人っぽい文章で言えば、形や大きさ、売れ残りなどの関係から廃棄してしまうような食品をジェラートに加工して、販売する仕事がしたいと考えています。
そのために今、ジェラート店で働きながら勉強しています。
最近新しい職場で働き始めたのですが、
初めて一緒に働く同僚たちから聞かれることで
だいたい上位にいるのが、
「なんでここで働こうと思ったんですか?」
だと思っています。
案の定、全員から初めて顔を合わせる度に聞かれました。
「アイスが好きなんですか?」
「家から近い訳でもないのになんで?」
その質問に対し、私は
「アイス屋さんやろうと思って」
と答え続けています。
自分の夢を誰かに話すことはかなり恥ずかしいし、相手に言っているだけなのに、自分の心に改めて夢を刻むような気持ちになります。
人に伝えることによって、夢が自分の頭の中だけのものではなくなり、相手の中にも「この人の夢」という記憶として存在します。
それは良くも悪くも、自分を焦らせるものであり、挫折したらどうしよう、叶わなかったらどうしようという不安がつきまとうものになります。
幼稚園のころに書いた「夢」と、
大人になってから話す「夢」は、
重みが全然違いました。
「アイス屋さんやろうと思って」と言う度に、
言霊が本当だったらいいのに、、とこっそり祈っています。
恥ずかしさも不安もあるけれど、夢を言葉にして誰かに宣言することは、夢を実現させるために必要なことなのかもしれないと信じています。
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