見出し画像

建築中小企業におけるBIMの活用


先日社内でBIM導入に関するプレゼンを簡単にしてきました。
その時の資料を投稿します。


BIMの導入

BIMの導入を検討する際、中小企業は何を考慮する必要があるでしょうか?
まず初めに、BIMソフトのコストは小規模な会社にとって高価に見えます。導入には、どのように自分の時間を使用し、自分の時間がソフトウエアのコストよりも価値があるかを確認する必要があります。企業は、可能な限り節約しながらお金を稼ぎたいと考えており、プロジェクトにかかわる人は、できる限り創造的になりたいと考えています。AutocadやJWcadのようなツールで作業している場合、壁の描画や図面の不整合の確認などの作業に多くの時間を費やすことになります。この時間とコストの折り合いのつけ方や考え方がBIM導入を検討する際重要になってきます。


BIMが提供するもの

BIMは言わば、一つのデータベースです。例えば、Revitを使用している会社の場合、建築物のBIMデータを作成する際、複数の会社と協力している場合があります。ドアは建具メーカー、機器は機器メーカーなどが提供しており、それぞれのパーツは内部情報を変えることで、比較的自由に形を変更することができ、そのデータをエクスポートすることでドアスケジュール生成し、メーカーや製造会社にデータを送信することができます。


BIM人材

 興味深い点の一つは、一般的に中小企業に入社したいと考えている人を雇う場合、大学を出たばかりの人や、1~4年の経験を持つ人がほとんどで、彼らの多くは、Rhino やGrasshopper などの高度なモデリングツールに関する知識をもっており、EnscapeやLumion, Twinmotionなどのレンダリングツールの経験がある人がほとんどです。これらの若い人のスキルを活用することが重要になって来ます。若いスタッフの特徴の一つは、ソフトウエアに関して柔軟であることだと考えます。経験から、Grasshopperやコーディングのように複雑なものを理解している場合、RevitなどのBIMツールを数時間で習得できます。
 企業にBIMを完全導入するには2~3年かかる場合があるが、若手スタッフがいるプロジェクトに移行するとなれるまでに数日しかかからないといわれています。完全移行までには時間がかかりますが、ゆっくりと移行し標準を構築して行くことが重要になってきます。一番重要なのは、総括的にBIMの知識を持つ専門的な人材が必要になってくることで、オフィス内で協力し、トップダウンで標準ごどうあるべきかを議論でき、目標がなんであるかを広く理解できるチームが必要となってきます。

Revitへの移行

 計画無しでBIMへの移行を進めようとすると、非常に長い時間がかかります。最初に目標を設定し、ロードマップを設計する必要があります。例えば、最初の6か月、1年、その先に何を達成したいかを決めます。


平面図作図時間:
Revit→15分59秒
Autocad→32分26秒

その差なんと!16分27秒!

約2.03倍の作業効率

展開図作図時間:
Revit→18秒34
Autocad→10分21秒

差=10分2秒66
約33倍の作業効

以上、簡単にではありますが紹介を終わります!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?