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若い人も楽しめる!個人的に思う文楽の魅力

二年位前から文楽を観に行くようになったんやけど
個人的な文楽の魅力というか楽しみ方をちょっと書いていこうと思う。
※そもそも文楽をなにか知らない人はググってね。


音声ガイドで理解できる。

まず一つ目は音声ガイドがあるから内容や難しい言葉使いがわからなくても全然大丈夫ってところ。

文楽は昔の言葉使いで話が進んでいくので、普通に観ていたら正直何言っているかよくわからないと思う。(古文など詳しい方なら大丈夫かも。)

中央に字幕が出てるモニターがあるのでそれがある程度助けにはなるけど…

あと演目によっては背景や歴史をわかっていた方が理解できない場面が結構ある。

そんな時に音声ガイドがあると内容を逐一解説してくれるし、邪魔にならない程度のちょうどよい説明で個人的に必須アイテムとなっている。

何回か音声ガイドなしで挑戦したけど後悔しました。



これが音声ガイド(確か700円)

耳になにか付けるの嫌な方はパンフレットもあるよ。


太夫の表現力

二つ目の見どころはやっぱり太夫。

太夫というのはセリフを読む演者のことで舞台の右側にだいたいいる。

その人が演目のすべての役のセリフを読むんやけど、言葉の抑揚の付け方や間の空け方、声色を変えて人形の様々な感情を表現しているのが凄い。

結構重い内容の演目もあるから(例えば権力争いによって子どもが犠牲になってしまうとか)、太夫の表現力も相まって泣いてしまうお客さんもちらほらいるくらい。

しかも太夫本人の表情も目まぐるしく変わるから(個人差あり)、是非そこにも注目してほしい。


生きているかのような人形

三つ目はやっぱり人形。

文楽は別名人形浄瑠璃とも呼ばれていて、主役は人形である。

人形はいくつも顔の種類があって役によって少しずつ違う。

ただ小さいので前の方の席でないとその違いを確認するのはちょっと難しいかも。双眼鏡とか持っていくと良い。

あとは人形遣い(人形を操っている人)のちょっとした手の動かし方や頭の動かし方で人形があたかも生きているかのように感じるのは本当に感動する。

人形ということを忘れてしまいそうになるくらい。

人形遣い本人も控えめに表情をかえているのでそこにも目を向けてほしい。


最後に

関西だと大阪と京都で講演があるけどやっぱり大阪で観るのがおススメ。
京都だと字幕モニターと音声ガイドがないから難易度高め。

まだまだ魅力はあるけど是非自分の目と耳で確かめてきて欲しいです。
ではでは。

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