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親中派大物、麻薬王ウェイ・シューカン

2023年3月、京浜港東京区大井ふ頭で覚醒剤700㎏が押収された。だが事件はまだ全貌が解明されていない。

ただ、押収された覚醒剤はミャンマー製の可能性が極めて高い。

ミャンマーシャン州から密輸された覚醒剤を含む麻薬はまずラオス、タイ、そして中国に運ばれる
そして東南アジア全域及びインドやバングラデシュなど南アジアにも陸路や海路で密輸される
そして日本、韓国、台湾、オーストラリア、北米など高値で売れる地域へと転売されていく

覚醒剤といえば一昔前はイランや北朝鮮から密輸されたものというのが定番だった。最近の摘発例を見るとメキシコからのものも結構多いが、一回の摘発量がせいぜい10㎏位なのだ。

前述の覚醒剤700㎏はアラブ首長国連邦のドバイから中国経由で日本に密輸されたもので逮捕された容疑者は全員中国人。なので一見ミャンマーは関係無いように見えてしまうが、2024年5月現在内戦で無政府状態のミャンマーは中国マフィアの巣窟と化している。

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