見出し画像

将軍閣下と少女達

 2019年10月16日付けの米司法省プレスリリースで明らかになり世界を騒がしたダークウェブ児童ポルノ「Welcome to Video」摘発。サイト運営者が韓国人男性で逮捕者ユーザー337人のうち223人がこれまた韓国人男性だったということで「国の恥」「刑罰が軽過ぎる」と本国では炎上し、「逮捕者の実名公開と厳罰を求める青瓦台への請願」が30万筆は集まったという。

 だが日本ではあまり話題にならなかった。韓国・北朝鮮絡みの事件記事は「差別を助長するから」という理由で和訳されないことが多い。少なくともTwitterでは私がツイートするまで「宇崎ちゃんの胸が大き過ぎる」一色だった記憶がある。そのツイートを総連系の人がハッキングした件については下記NOTEに書いたが、「飯でも食おうか」と誘い出しインタビューすることには失敗した。ともかく保守系のサイトでも断片的に翻訳されるようになったが、私も案じた通りコメントが差別用語満載。記事の内容もダークウェブ自体よく分かっていない人が書いたのだろうというものばかり。「せめてピーター・スカリーの件くらい引用してくれ」と思ったが、世の中知らないほうがいいこともあることは認める。

 私も上のNOTEでは犯行の残虐性についてあまり触れていない。その時点での情報が断片的だったというのもあるが、書くことに抵抗があった。Twitterは13歳以上から利用可能だが、中学生に読ませるには不適切な内容になってしまう。そこで記事執筆の元も取りたいし、普段通り鍵をつける意味で非公開部分は有料とすることにする。

 以下の記事の摘要と解説を載せるが、大人でも拒否反応が出る人は絶対いるのでそこは覚悟して欲しい。

********

(タイトル)世界最大の児童ポルノサイト摘発、虐待されていた23人の子供達救出

 40カ国近くから米人50名を含む数百名が仮想通貨で運営されるダークウェブサイト「ウエルカムトゥビデオ」の件で逮捕起訴された。

    ソンジョンウ(23)は2018年に連邦大審判で「コンテンツの量が世界最大の児童性的搾取サイト」とされるウエルカムトゥビデオ運営の件で起訴された。彼は既に韓国で服役中だが9案件で起訴されたのだ。

    少なくとも2015年から2018年まで運営されたウエルカムトゥビデオから8テラバイトのデータと時価にしておよそ37万USドルのビットコインが押収された。

ここから先は

3,643字
この記事のみ ¥ 200
期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

記事作成の為、資料収集や取材を行っています。ご理解頂けると幸いです。