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【80】ビジネスマンのための数学

どうも、おかゆです。いらっしゃいませ。
いつもありがとうございます。

最近寒いですね。
私は毎日コーヒーを飲むんですけど、最近はアイスコーヒーとホットコーヒーを行ったり来たりしてます。

これが毎日ホットコーヒーになるといよいよ冬本番だな、と毎年思うんですけど、境界線はすごく曖昧で。

そんな事を考えてたら、そういえば前職で「最高気温が10℃を下回ると○○が売れる」みたいな法則があったなーと思い出しました。

今日はそんな話です。


数値化する能力


ビジネスって、“数字に強い”人が重宝されますよね。

それってそもそもの足し算引き算みたいなこともそうですけど、どちらかというとこの章のタイトルにつけたような、“数値化ができる”人。

例えば上に書いた法則がストーブだとして。

「寒くなるとストーブが売れる」というのと、
「最高気温が10℃を下回るとストーブが売れる」
というのでは解像度が全然違いますね。

では、この“数値化”はどのように身に着ければいいのでしょうか。


数値化のコツ

数値化の手段としては、計測が必ずついて回ります。

時間、長さ、温度、量、重さ…
計測にも色々な種類がありますが、必要な数字を計測しなければ当然数値化はできません。

じゃあ計測するかってすぐ動ければいいんですけど。

ここにコツがあります。

それは、何のために何の数値を拾うのかを明確にすることです。

当たり前ですかね?
でも実践できてるかというと難しかったりします。

例えば上のストーブの例。

最高気温が10℃を下回ったら売れると分かったところで、なんなんですか?

数字と法則を知っていたところで、目的が明確で、かつ有効でないなら意味がありません。

それは、“数字に強い人”とは言えません。


ちなみに目的例としては、“毎年異なる時期に訪れる暖房器具の需要の増減の把握”や“在庫量の調整”などになるでしょう。


数値化の手順

コツをご理解いただいたところで、手順を改めて考えていきます。

大まかにこんな感じになるかと。

①解像度の低い、でも重要な対象を選ぶ
②対象を要素に分ける
③要素の中で優先度を設定する
④優先度の高いものを測定する
⑤記録する

実際にやってみましょうか。


アニメの人気を左右するものを数値化する


ここからは、上に紹介した手順でアニメの人気を左右する要素を数値化してみます。

ちなみにこの時点で①は終わってます。
「アニメの人気を左右するもの」というのが、①の「解像度の低い、でも重要な対象」です。

ここからは順番にやっていきます。

②対象を要素に分ける

「アニメの人気を左右するもの」を要素に分けていきます。

<放送自体の要素>
視覚
・キャラクター
・背景
・手書きとCGの割合

聴覚
・BGM
・OPテーマ、EDテーマ
・声優

五感以外
・ストーリー


<放送外の要素>
・広告宣伝の量(費用)
・製作所がどこか
・スタッフは何人か
・放送枠はどこか


大雑把に挙げるとこんな感じ。


③要素の中で優先度を設定する

じゃあこの中で優先度が高いのはどれでしょうか。

全部重要だと思いますが、私の主観で言えば①ストーリー②広告宣伝の量③画力(=視覚系全般)って感じになります。

ひとまずこれで進めてみましょう。


④優先度の高いものを測定する

じゃあどう測定するかって話なんですけど。

ストーリーの良い悪いは数値化できません。
でも、ここで振り返ってみてください。

ストーリーを数値化する目的は、アニメの人気を左右する要素として比較の指標を作ることです。

そう考えると、例えばアニメのストーリーの人気有無を図るには、原作のラノベやマンガの販売部数がひとつの指標になります。

同じように、広告宣伝の量=広告宣伝費、画力=アニメ制作の過去の実績のように、数値化できるものが見えてきます。


⑤記録する

ただ数値化しただけでは意味がなく、あらわれた数値を記録しておき、比較対象との比較や試作検討に使うなどします。


こんな流れで数値化をしていきます。


まとめ


・数値化する時は、その目的を明確にする
・数値化の流れは、
 選定→要素分け→重みづけ→測定→記録

こんなところでしょうか。


あとがき


今日は、“数値化”について考えてみました。

ビジネスの世界では、数字が使いこなせて初めて一人前。

そのコツってないものかね?と思い本記事を作成しました。
よかったらご参考になさってください。



さて、ここからは宣伝です。
2冊目が出ました!
11/16(木)発売開始です。
ぜひご覧ください。

ではまた!

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