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目標を達成するために必要な努力と思考

突然ですがあなたは努力が必ず報われると思いますか?

おそらくあなたはいいえと応えたでしょう。もしくは、必ずと断定することはできないという結論が出たはずです。

なんせ世の中には努力しても報われない人物や、これを読んでいるあなた自身が過去に辛い思いをしながらそれでも自身が望む結果にたどり着けなかった経験があるからそう考えてしまうのでしょう。

有名人や著名人がテレビなどで努力は必ず報われると豪語する一方、現実はそんなに甘くないと夢をあきらめてしまう人もいます。

今のあなたはどっちですか?

しかし、現実に努力し成功を遂げている人物もたくさんいるわけです。そんな人を目のあたりにした際、

自分も努力しているのに何故こんなにも違いがあるんだ・・・

と、自身の運や才能の無さに嘆く人もいます。今日はそんな方にあなたが今やっている努力や葛藤は果たして正解なのかを考えようと思います。

誤った努力をしてはいけない

最初に正しい努力と誤った努力を比較とともに解説しようと思います。

誤った努力とは簡潔にいうと報われない努力の話です。今あなたが経験しているものかもしれません。何度うちこんで試行錯誤を繰り返しても結果は変わらず目標が達成できない。そんな時は一度立ち止まり

果たしていま自分のやっている努力は正しいのか?

と、考え直す必要があります。人はなにかを成し遂げようと努力している際、必死になり次第に冷静さを失い目標から逸れた誤った努力をしてしまいます。その中で冷静をとりもどすことがなによりも大事です。

例えば今あなたが東京の中心にいるとして沖縄へ旅行に行きたいと計画した時、あなたは色々と前もって準備をします。そして当然沖縄は南の方角なので南へと進みます。決して沖縄とは真逆の方角である北へ進む人はいないでしょう。

しかし、それでも北の方角へと進んでしまう人が実はたくさんいます。

これが誤った努力をしている人達です。

ここまで読んで頂くとわかる通り、努力とはすべて進む方角によって達成できるか否かが決まります。間違ったことをすれば目的は達成できず努力は報われない。当たり前のことですがそれでも無意識に行動に移してしまう人がたくさんいるのです。

ぼくも留学を始めた際はひたすら英単語の暗記と長文の一部を区切りながら辞書でページをめくり続け、がむしゃらに自分なりの方法で努力していたつもりでした。しかし結果はなにも変わらず成績の悪い状態が長く続き相当落ち込んだ経験があります。当然自分の中では努力したつもりでしたのでいざ結果を顧みると悔しさよりも怒りがこみ上げました。

誤った努力は経験ではなく時間の無駄

よく遠回りをして目標を達成した時にそれまでの過程も経験であると第三者が口にすることがありますが、これは明らかに間違いであるとぼくは断言します。もしそんなことはないと指摘する人がいればその人は遠回りをしながらも奇跡的に結果を出せた人。つまり北の方角へ進みながらも沖縄にたどり着けた人です。

当たり前のことですが報われない、または意味のない努力は時間の無駄です。いま自分のしている事の雲行きが怪しいと感じたのであれば一度止まり考え直す必要があります。違和感を抱いた状態で進んだ瞬間その努力は無謀なものになるからです。努力する過程で休むこと、そして自身の状況を冷静に分析することがなによりも大切です。

目標から逆算する思考

世の中で成功している人の多くは目標を立てた際、すぐに行動に移さず最初に十分な策略を練ってから目標までの道のりを逆算します。そうすれば遠回りする必要なく最小限の努力で悲願を達成できるからです。

先程例にした通りあなたが東京から沖縄へ行くと決めた時最初にすることは何ですか?旅行費の確認や観光名所の検索、どの航空便だと安いかも探すでしょう。

そして多くの人は最初に宿泊先をあらかじめ選定するはずです。目的地に到着してから決める人は少数でしょう。そして注目してほしいのは沖縄へ旅する手段と準備は沢山選択があることです。これを先程話した努力と合わせます。

まず目標が定められる。そして次に旅行費や宿泊先(道のり)を調べます。無策の状態で遠く離れた沖縄へ行くのは過酷であり無謀もいいところです。だから少ない努力で目的地に到着するために調べる努力をするのです。もし調べること(努力)をしなければ徒歩ということになるかもしれません。それは随分と長い道のりになり途中で投げだす要因になります。

つまり事前準備が目標を達成する過程で最も大切になります!

そしてこの事前準備の度合いが努力に大きな影響を与えます。事前準備とはすなわちどこを、または何を目標に目指すかの方向性を定める指針となります。

大きな目標を掲げた時に最初にすべきことは目標達成までの道のりに何かしらのハプニングに遭遇することを踏まえて行動することです。それがあなたにとって吉と出るか凶とでるかぼくにはわかりませんが、ある程度予測していたのであれば少ない努力で消耗することなく突破できます。

もし事前準備を怠りハプニングを前に為す術を失った場合、そこからこれまでの努力は崩壊しズルズルと想定していなかった無駄な努力が始まってしまいます。

自分が無駄な努力をしていると理解した時は準備不足を自覚した時になります。

誤った努力をしないために・・・

さて、ここまで長々と努力について話しましたが、肝心なことはまだ何も説明していません。なので今からザックリと話します笑

ここまで無駄な努力をなくすための方法をなんとなく書きましたが、一番重要な報われる努力の話をしたいと思います。と、いっても上記にそれと対なる努力の話をしたのであまり書くことは多くないです。実際物事が思い通りに進んでいないと違和感を感じた時はすでに誤った努力をしているわけなので、それを感じず順調に進んでいる時は何の問題もないです。

なのでこの先は有意義な努力に拍車をかけるためのちょっとした方法を考えたので紹介します笑

・中間地点をあらかじめ決めておく

手で作業している間に脳で先のことを考える思考を持つ

具体的にはこの二つです。

中間地点をあらかじめ決めておく

中間地点とは文字通り目的地(目標)の間に存在する場所のことです。例えば今あなたが大きな目標や夢を抱いていたら、それを成し遂げるまでの道のりは険しく過酷、そして長いですよね。その中で自分が成長しているか否かを知るために必要なのがこの中間地点です。ターニングポイントといえば伝わりやすいかもしれません。

人は自身の成長を実感することで初めてこれまでの足跡に意味があったと気づかされます。なので大きな目標を立てた際にはそれには劣る小さな目標も必ず必要となります。その一つ一つを達成することで少しずつ最初に立てた大きな目標にたどり着きます。これは登山と同じ考えです。

最初から頂上に辿り着く人なんていません。みんな山の麓からスタートし時間をかけながら目標の頂上を目指す。その間途中で休憩をはさみ、ふと周りを見渡せばどれだけ高いところまで来たか実感します。そしてこれまでの努力にはすべて意味があったと安堵するでしょう。

逆に休むことなく、中間地点も存在せず努力を続けても自分が今どこに向かっているのかを見失えば一気にやる気をなくし、例え意味ある努力をしていたとしても足が止まってしまいます。なので己の成長と努力の成果を実感することが大切です。

手で作業している間に脳で先のことを考える思考を持つ

これはもっと簡単です。要約すると一つの作業に打ち込んでいる間に次にどう行動するべきかを熟考することです。

一つの事に集中しているあいだ全く別の事にも意識を向ける、と受け取れば難しく聞こえるかもしれませんがそんなことはないです。

あなたはこれから文章を書こうとしています。まず文章を構想しながら思考が先に働き、それに続いて次に手が働き始めますよね。これだけでもうすでに二つの作業を同時にこなしているわけです。

目標達成のための努力をしている最中に次はあれをしよう!と大雑把な考えを思いつくだけでも十分です。やがて一仕事終えた後で先程の大雑把な考えを持ち出し今度はそれに集中する。すると次に自分のなすべきことが明確に見えてきます。これをするだけで次の行動や予定がスムーズに進み、改善するための時間も与えられるのです。そして今取り組んでいる作業を終えると、前に考えた次の中間地点へと楽に進めるはずです。

全ては考え方

最後にどうしても成果が望めない方への後書きをさせて下さい。

ここまで書いた通りこの世に実現しない目標は滅多にないとぼくは思っています。努力の方法も様々で一人一人目標に対する向き合い方や覚悟が異なるのは当然です。

『努力は必ず報われる』

この言葉を掲げている人達はこれまでに様々な苦労をし、何度も思考を回転させ、文字通り絶えまぬ努力をしてきたからこそ言える言葉だと思っています。そしてそんな人達から感銘を受けた時、『こんな凄い人達と自分じゃ住む世界が違う。諦めよう・・・』とは考えず、

「この人達もいまの自分と同じ経験をして成りあがったんだ」

こう考えるポジティブな思考が必要となります。上には上がいると聞かされた時に絶対超えてやると思えるのはごく一部の人間だけです。しかし真似ることは不可能ではありません。ちょっとだけでもいいからやってみようと努力する姿勢が一番重要です。それで失敗したとしても『次こそは・・・!』と逆境をばねにすれば人は大きく成長します。

そして失敗を終わりと考えず、これも一つの経験であり必ず次に生かすと考えることも重要です。何故なら、もしそこで諦めてしまった場合、これまでの努力と経験は無駄になってしまうからです。間違えたのであれば下を向かず上を向き改善と熟考をひたすら繰り返すことが目標達成への一番の近道になるのですから。

努力が自分を裏切らないようにするための努力をしましょう!!

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