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自転車 ルーフ積み ヒッチ積み ファイッ!!

チーム内で最近自転車から車が生えた人が多いので、今日は積み方について書く。 ロード勢は中積みがほとんどだと思うし、このノートの趣旨からして中積みには触れませんっ。 いつも通り自腹レビューだ!

自分は中積み、背面ラック、ルーフラック、シーサッカー、と渡り歩いて今年はむしゃくしゃしてヒッチ。後悔はしていない。

結論

いつも通り結論から書く。 結論:お好みでどうぞ。

ヒッチは意外に欠点多い

では個別にみていくぞ。

積みやすさ

これはもう圧倒的にヒッチ。 ひょいっと載せて終わりである。 対するルーフだが、背の高い車はちょっと危険ですらある。 165cm程度のやや高いステーションワゴンにて、乗せる時に強風に吹かれて後ろに倒れそうなったことがある。幸い友人に背中を抑えてもらったが、肩を痛めた。もしこの時友人がいなかったら手をつくこともできず、後頭部を強打したかもしれない。 普通車はもちろん、バンなどの脚立を用いる場合はかならず友人や家族の補助をおすすめする。割と命に関わる。 圧倒的にヒッチ勝ち

予算

これはもうルーフラックの勝ち。インターネットで車種別フット、クロスバー、自転車ラック全て新品で買っても10万円を切れる。 一方のヒッチはヒッチメンバーだけで10万近いし、普通はヒッチメンバーを自分で取り付けたりしないので工賃が2−5万、そこにラックが5-20万と倍以上の差がつく。
またオークションを見れば中古のルーフラックパーツは無象にあるしみんな置き場所に困っているので捨て値だ。比べものにならない、でルーフ勝ち

運転・駐車(バック)

ご想像の通りルーフラックは高さにさえ注意すればさほど運転に影響はない。もちろんトンネルや高架の屋根にぶつければ車もバイクも1発アウトだが、普通一般道は2.8m程度を想定しており、一部の高架や、ファミレス、自宅以外はあまり問題にならないとおもう。(それでも世界的に発生はしている)自分はフロントガラスの上に 付箋で「2.4m」と言うのを貼っていた。

ヒッチはやはり前後に長く、そして、コーナーセンサーやリアカメラを塞ぐためバックはやりにくい。後退でのエマージェンシーブレーキが解除できなければ当然誤作動する。しかしながら、これらのおかげで「忘れてプレスしてしまう」という心配はあまりない。バックに入れた途端、モニターにはデカデカと映るし、コーナーセンサーも盛大に鳴り出す。

出先での駐車場も地下自走に入りやすいヒッチ vs 狭いタイムズでも入れやすいルーフでイーブン。
総合的にはややルーフ優勢か。

洗車

4つのフットがルーフに触れているルーフと異なり、ヒッチは1箇所のみでの接続で洗車はやりやすい。 洗車機も自己責任で畳んであれば大丈夫な気がする(試したことはない)。手洗車なら自転車もまとめてあらえるかも。ルーフは雨が降るとチェーンオイルやドロが屋根〜リアゲートに流れ落ちる。僅差でヒッチが勝ち。

リアゲートアクセス

実はルーフラックも意外に注意が必要。というのはリアタイヤやラックの下端がルーフを開けた時にゲートの頂点がぶつかる車は意外に多い。 クロスバーの位置は意外に自由度が利かず、バイクラックも意外に前後できない。

見ての通り、ラックを前後する余地はない。

ヒッチももちろん良くはない。チルトできたとしても、ゲートが垂直なミニバンとMTBの相性は最悪で開けられない。

あうち

僅差でルーフが価値か。ルーフラックメーカーのサイズや取り付け位置を熟読の上選定していただきたい。

取り付け取り外し・保管

ラック自体の付け外しは圧倒的にヒッチ。 ラックは重いが取り付けは5分足らずだ。対するルーフラックはどれだけ慣れても15分、これは井の字形に組んであり、かつフットの位置をマジックで車に書いてあったときの最速記録だ。バラバラならやったら慣れていても30-60分はかかると思う。

逆に保管はルーフに分がある。バラせば所詮は長い棒だ。束ねればスキーと大差ない。対して、ヒッチはとんでもなく嵩張るが畳めるものを買えば車のトランクにも収まり、これはルーフラックには真似ができない。 正しい製品を選べばヒッチの勝ち!

一部のヒッチラックはコンパクトカーにも入る

車の買い替え

ヒッチはヒッチメンバー、ルーフはフットの買い替えとなる。フットはおそらく2−3万円だが、ヒッチはまたここで10万+工賃w 。手放す車にヒッチが付いていてもあまり評価されないし、資産性ではルーフの勝ち。

かっこよさ

ディフェンダーやランクルならまだしも、ルーフラックの方が映える気がするのは俺だけ?ルーフの勝ちかな。

大雨の中高速を200kmほどルーフラックで走って、ヘッドセットから全てのグリスが抜けたことがある。サスをオーバーホールに出したが、無事だった。ハブも大丈夫であったが、ヘッドセットは注意したほうがいい。養生テープで上下とも1周しておけばだいぶ違うと思う。また、チェーンオイルや泥汚れが、ルーフからリアウインドウ、トランクに盛大に吹きつけていたw

ヒッチで雨はあまり気にならなかったが、道によってはタイヤが跳ね上げる泥がエアフローでよごれるかも。 セダンになく、ハッチバックにリアワイパーがかならずついている理由はエアフローでセダンより汚れるかららしい。日本ではあまりないからヒッチの勝ちかな。

その他

燃費に関して言うと、わずかにルーフが悪い。ルーフで1-2割減、ヒッチで1割減といった印象。 おそらく車の形状にもよると思う。

その他写真で紹介していく

バンのリアゲートとMTBハンドルは相性わるいw730mm程度でこれだ。
クロスバイクなら大丈夫だと思う。


SeaSuckerは車を買い替えたり友人に貸したり、レンタカーでも使える。
ただし、精神的なプレッシャーは半端ない。 今まで問題が出たことはないが・・・


中華中盤ラック やめとけ
QRのできが悪くて、首都高でフォークが外れた。幸いリアが保持して大事にはいたらず。
ただし数年で吸盤もエア漏れするようになった。タチわるいことに30分は持つ。
本当にやめとけ。まじで。


古い写真でアレだが、ルーフラックはバブルの香りがして映える


 ラチェット鉄ベルト型のBones RS
とても良い背面ラックだったが、ディスコン
リアゲートが開かなくなることと、ストラップ型はルーフスポイラーと相性が悪い。


ヒッチは良いぞ!
マニア感はある。


コンパクトなほど、畳むとナンバープレートどこいったー?問題もでがち

終わりに

いかがだろうか。昔は日本でヒッチを使ってる人はほとんどおらず、ルーフが主流だった。そのため自分はヒッチに憧れていたが、いざ使い初めてみるとヒッチ特有の問題もある。ただそれらをすっ飛ばして、安全性、取り付け、積み下ろしの時間的、体力的優位性は極めて高い。日常的な使用回数はルーフの比ではなく、とても満足している。

もう20年ちかく自転車にのっていて、ネタは色々あると気づきました。できるだけ他では語られないコンテンツを書いてコミュニティに貢献していこうとおもっています。 いつかどこかで一緒にライドしましょう!
他の記事もよろしくお願いします。 https://note.com/bikes/


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