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注意喚起 XTRペダルの偽造品!?

ブラックフライデーの週にaliexpressで購入したシマノのXTRペダルは、既存のものとは明らかに異なり、高い可能性で偽物であると考えています。この件に関する記録として、このノートを作成しました。

有料設定していますが、最後まで無料でお読みいただけます。もしよければ投げ銭感覚で応援をお願い致します。

現在、XTRのペダルとしてPD-M980とPD-M9100を所有しており、今回はPD-M9100を購入したつもりでした。

はじめに写真から、どこが異なるかを印をつけて紹介します。特に断りがない限り、左側が今回購入した疑わしいペダルで、右側はここ数年使っている純正品です。


全体像と特徴的な差異


スピンドルとナット

スピンドル、ナット部の差異

まずスピンドルですが、怪しい左側はポリッシュ仕上げのように輝いており、本物は(汚れていますが)高級感のあるガンメタルのような仕上げです。ナット部は色や仕上げは酷似していますが、左側は16.1mmのナット、右側は15mm(実測14.96mm前後)です。 

ペダルボディとスタックハイト

ペダルボディとスタックハイトの差異

次にペダルボディを見ていくと、怪しい左側はこちらもツヤのある仕上げになっているのに対し、右側は梨地のような加工が施されています。 スタックハイトも先端の切削部分で左側は17.8mm 右側は16.3mmと異なっています。

重量



重量測定


重量は大体同じです。

その他の部分

それ以外にもスプリングの仕上げや、リリース強度のネジの角度など、細かい部分が異なっています。

外箱



外箱はよく見かけるタイプで、言われてみればフォント等に細かい違和感はあるものの、本物の箱は何年も前に処分してしまい比較はできませんでした。写真は全て今回入手した疑わしいペダルが入っていたものです。

まとめ

金額的には1万円と少し、ということで比較的高価とはいえ、amazonで16000前後に対して、セールならありうるかな、M9100も数年経っているしそろそろモデルチェンジかな、という思い込みもあってオーダーしてしまいました。 到着し手にとった時にはほとんど違和感を感じなかったのですが、手で回した感じがXTRらしからぬ重さで、所持していたものと比較を行いました。 私個人の感想としてはランニングチェンジなどでは断じてなく、模造品と考えています。

私はここ20年ほど、ロードやマウンテンバイクを楽しんでいます。情報発信はあまり積極的ではありませんが、他の人と被らない、かつ有益な情報を発信するよう心がけています。今回の記事が有益だと感じていただけたり、損失を案じてくださることがあれば、よろしければ投げ銭がわりに購入いただけると嬉しいです。

2023 12/14 追記

シマノオフィシャルの高解像度の画像や大手情報サイトのレビュー記事からの写真を添付してaliexpressに紛争を申請しましたが、最終的にaliexpressの判断で「偽物だと判定できない」と、2000円程度の返金(割引?)で決定されました。これ以上の拒否はできない模様です。

やり取りの履歴は突然見えなくなってしまったため、提出した画像等をこちらにも貼っておきます。

突然一部返金処理が開始されました。
bikerumor.com との比較写真

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