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CATEYE新型 AMPP500Nと猫目ラブ

たいていの人は新型のAMPP500Nに興味をもってくれたのだろうけど、まずは猫目への愛を書かせてくれ。もし興味がないなら目次からみて読みたいところだけ読んでくれ


猫目ラブ

彼らは、ライト以外にもサイコンを作っているんだが、Edge500のころからガーミンに駆逐されちまった。まだ使ってたりする人もいるだろうけど周りではもうほとんどみかけねぇ。

有線センサー(ってしってるか?ハンドルのサイコンから有線でホイールやクランクまでコードを張るんだ)で測る速度やケイデンスはやたら正確で所有する全ての自転車にCC-CD200Nをつけてた。といったって1台2500円くらいだったからな。そうすれば、どの自転車が何キロ走ってるかいつでもわかるだろ? バッテリーだって永遠みたいに持ったしな。ま、サイコンのことはいいや。

彼らのライトはすげぇ。最近はブログやXでも有名だけど、まずマウントがいい。ライトが世代交代してもマウントは大体互換だし、その上ライトもマウントも永遠みたいに長持ちする。いや、リアライトのオムニシリーズは空中分解する。でもそれだって知ってたらゴムとかで止めときゃ永遠。

ライトが永遠みたいに持つと何がおきるか?どんどん増えるし買い替えられねー。

たまに中華のRN1500とかCL1200とかよさそうな噂をきくじゃんか。でも心の中に響いてくるんだよ。
「おまえ、それ10年持つか? 猫目みたいにマウントは安定してるのか?」ってな。

ライトは保安部品だ。ブレーキみたいなもん。テキトーなブレーキをアマゾンで買ってつけたりしないだろ? それと同じさ。 
もちろん人柱精神は評価する。そうじゃなきゃ市場原理も働かないしな。でも次にライト買うときには一瞬、「猫目じゃなくていいのか?」って考えてみて。どんな形であれ、サイクリストなら猫目を愛している、愛せるはずだから。

AMPP500N キーポイント

能書きはさておき、AMPP500Nが登場した。一部のガジェット系サイクリストがなんで注目しているのかは後で書くから、まずはポイントからまとめておく。

  • サイズ感 AMPP300よりわずかにスリムに感じるがほぼ同サイズ

  • USB C-Cケーブル、 PDで充電可能 5[V] 1[A]

  • モバイルバッテリーになったりしない 。

  • iPhone15につなぐとiphoneから充電されるw

  • 充電しながら点灯不可

  • 明るさダダ下がりかフラットか現時点で不明 (誰か調べて)

  • 配光(あんま詳しくないから下を見て判断してくれ)

あえて言えば広角中央重視型?
うちの300の中心がなぜ右上にズレているのか不明
だいたい1A流れているからヨシ!

なぜ注目されているか

ガチのサイクリストにはVOLT800とかVOLT NEOシリーズとか有名だろうけど、一部でAMPP300という割とお安めのライトが注目されていた。 ピークのパワーは大したことないのだけど、100ルーメンで8時間維持という、上位の500や900にもできないマネができたのだ。

おそらく中の人は、「店頭限定モデルだし、新規にロードバイクやクロスバイクを買う層はAMPP300ぐらいがちょうど良いのではないか? せや!夜にせよデイライトにせよ、100ルーメンぐらいで抑えて長時間のランタイムにしてやろう」 と考えたんじゃないかな。まさかそれがバレて(貧乏)ガチ勢が殺到するとは考えなかっただろう。 

結果はさておき、日本において100ルーメンで長時間とはバランスがよかった。夜のトレイルや峠、サイクリングロードをかっ飛ばすワケにはいかないけれど、ゆっくり走る分にはどうにかなる明るさだ。

AMPP500Nはそれをさらに100lm 10時間として、最大で500lmとした。そして待望のType-C充電。 待ち望んでいたライトがついにお手元に。

サイズ比較 AMPP500N vs 旧AMPP300

まぁそんなわけで、旧300を持ってない人は500Nなり300Nなり買えばいいのだけど、問題は買い替え勢だろう。Type-Cや+2時間の価値は人により異なるが、個人的にはAMPP300 のもう一つの良いところに存在感の薄さがある。VOLT700/800ならともかく、VOLT NEO800はちょっとバルキーすぎると感じる。旧AMPP300の薄さやシンプルなデザインが気に入っていた。これが崩れると困る。 結論から言うと、(ギリ)許容範囲。旧300のほうが好みだが、500Nも自己主張は低い。 サイズ比較を載せておく。 おっと、数字はビール飲みながら中華ノギスで計っただけだ。これで3Dプリントとかしないでw

 全長もわずかに短い印象があるが、計ってみるとほぼ同一。
3-2mmほど高さがあるが、上面がアーチになっているため、
サイドビューは似た感じ
上からみると500Nはややテーパーでスジが入っている。これがなんか古臭いんだが・・・
左が500N 正方形に近いレンズだが、旧300もワイド配光というわけではない(と思う)

考察

500Nの存在価値

旧300のマニア勢への人気を受けて、単純に500の商品価値を上げてきたものと考える。「どちらも100lmで8時間以上持つなら、マニアならより高性能な高いものを買うだろうウシシ」というマーケティングにまんまとハマった格好だが愛があるからOKだ。2000円程度高くても、高容量であれば、劣化しても長く使える。何なら300Nと両方買えば、ドルコスト法で平均値だ(意味不明)

店頭限定販売とメルカリ市場

最後に問題提起しておきたい。これを書くことでさらなる問題の助長になるかと思うが、自衛も可能だと思うので。

AMPP300は店頭限定モデル、ということでメルカリなどの二次市場で人気だ。自分も自転車店にライトを買いに行く暇があれば、Amazonなどでポチッてビールでも飲んでいたい。 その結果、市価4000円前後のライトがメルカリで1000-1800円程度で取引されている。これって安すぎないか?

 安い

そして、その中のいくつかのセラーは複数のAMPP300を安く売りまくっている。もちろん自分でたくさん買ったのかもしれないし、独自の仕入れルートがあるのかもしれないが、個人的には嫌な想像をしてしまうこともある。

店頭限定販売であることが直接的な原因ではないかもしれないし、中古市場に異様な数のAMPP300 が出回っているだけかもしれない。 

だから仮定ではあるけどAMPP500Nも似たような状況になるかもしれない。あくまで可能性の一つとして、購入者様におかれましては長時間の駐輪時はぜひマウントから外して携行したほうがよいのではないだろうか。 どうかこのことを覚えていてほしい。


AMPP500Nは今後いっぱいブログやyoutubeでも取り上げられると思いますが、普段はできるだけ他では書かれない、しかし記録に残すべきと思うようなネタを書いているつもりです。 よかったらほかの記事も読んでいただけると嬉しいです。


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