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SummerPocketsの神山識√を「特別な夏」にやった話

どうもここに書くのは久方ぶりになります。
タラコミッキーです。

noteがIPアドレス漏洩したとかなんとからしいですけど、変わらず使っていこうと思います。

特別な夏

自分が住む東京ではこの夏を「特別な夏」にしましょう、と都知事が言うもんですから、

じゃあやってやるよ!!!特別な夏をオラァ!!!

ということで先々月届いたサマポケRBにようやく着手します。

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非常事態宣言あけてから公私共に多忙でやれなかったRB
(発売日には届いていた)

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↑小原好美さんのサイン入りなのが嬉しい。

(このくだり、いつぞやのステイホームなGW以来な気がします↓)

まっさきに選んだのは神山識


※ここからネタバレありまくりです
※ご注意ください

いろんなヒロインルートが追加されたRBで目を引くのがパッケージのセンターにいる神山識。

唯一ノーマル版に一度も登場しない新キャラになります。

スクリーンショット 2020-08-15 11.22.07

声優はおねがいマッスルと桃色の片思いでおなじみのファイルーズあい。
(個人的にサトシのピカチュウの声もできちゃうんじゃないかと思っている)

「とりあえず前作になかった√からやっていくかぁ」と考え、躊躇なくノールックで神山識√を選択。

いきなり空腹の状態で主人公の前に現れる鬼を探し求める14歳。
物語を進めるとやはり真相があった…。

物語の核心

自分のことを「識」という名前だと言うことと、「鬼」について調べていることだけ知っている記憶喪失だった識が、鳴瀬神社を訪れるところから物語は動き始める。

実は元々はこの神社が神山神社であったこと、識がそこの神主に拾われて育てられた捨て子であったこと、そしてなにより

識は150年前の鳥白島からきたということ。

前作の紬√やALKAや随所で出てきた常世と現世のはざまに閉じ込められていた識だったが、時折その出口(入口?)が開くのを見て抜け出したところが150年後の鳥白島だったと言う。
(おそらくだけど時折開く原因はうみちゃん…?それともしろは母…?)

驚くのは150年前の鳥白島では未曾有の大災害が発生し、島民が大勢犠牲になっていたという。

その災害を当時の鳴瀬家が予知していたが、だれも信用しなかった。
それを信じさせようと自ら狼少年の役を買って出たのが神山神社の巫女・神山識だった。

災害の数日前から「島に海賊が近づいてきている」「海賊が発砲してきている」「船が燃やされた」などあえて島民を恐れさせるアクションをとり、島民を大津波から守るために山に追いやる作戦をとっていたという。

これまた驚きなのが、羽依里たちの時代にて最初は鬼の伝説なんてなかったのが、識が思い出すにつれて、鬼に近づくアクションに気づくにつれて、史実と事実が変わり始めると言う。

同時代において加藤家の蔵にあった鳥白島古文書において、鬼という文言が最初は一切なかったところから、気づけば島民に愛される鬼姫が現れ、徐々に島民に嫌われる海賊鬼姫に史実が変わり始める。

と、同時に、史実が変われば事実も変わり、徐々に災害で亡くなった数が減り始めるという。
(あれ?これなんか君の名は。っぽいとか思った。)

このあたりから羽依里が察し始めるが、史実では識が海賊鬼姫として島民から嫌われ者扱いを受け、ゆくゆくは島にいられなくなるのではないかと。

それでも愛している島民を守るためなら構わないと識は決意を固めているところに最後のひらめきの機会が訪れる。

作中何回も登場した鳥白島のお祭り・夏鳥の儀にて行われる灯籠流し。
これが遠くから見ると多くの船が向かってきているように見えるということから、識の島民を確実に全員助けられるという確信に変わる。

が、そこでまた事件は起こる。
お祭りの日からまる2日、島民全員が記憶がなくなるということが起きた。

羽依里も識を眼前から見失うということが起きたが、これは実は史実が変わりかけたことが原因だった。

当初の史実では、災害を予知した鳴瀬家のことを信じさせようと災害前からアクションをとっていた識がいざ災害当日に自分の決意が揺らぎ、例のはざまに閉じ込められたため、そこまでのアクションで何人か救われていたという。
が、識がこの時代にずっといたい、羽依里といたいと思うことで、当初の史実で識が災害前にやっていたアクションも起きたことにならず、

島民全員が死ぬという史実に変わってしまうという事態に。

つまりその空白の2日はその史実と助かる史実の揺らぎだったという。

改めて島民全員を絶対に救う覚悟を固めた識はついに自分の元にいた時代に戻り、鬼姫になる。

まさに狼少年のような作戦で海賊の襲来のように見せかけ、島民を避難させたが、最後の最後で逃げ遅れた少女を見つける。

意を決して船に乗せるが、少女が落ちかけるところを間一髪で船に引きずりこみ、自らは荒波の中へ。

そこで例のはざまから羽依里がやってくるという展開に。

「識が未来に来れたんなら、俺が過去にいけないわけないだろ」って展開は胸熱でした。

が、羽依里の救助も虚しく、識は亡くなる。

そんなこんなで自分の時代に戻ってきた羽依里は海に建てられていた慰霊碑の文字が変わっていたことに気づく。

鬼姫 神山識 慰霊碑

識は島民全員の命を救った鬼姫という史実が生まれていたのであった。


感想

今さらながら初手・神山識√は結構重かったなぁと。
囲碁で言ったら初手・天元並にハードです。

ここまで狼少年というワードをつかっていましたが、どちらかというと泣いた赤鬼が近いのかなーと思いますね。。

なによりもあの由来が今までよくわからなかった夏鳥の儀が神山識を祭るための催事であったことに「そうくるかぁ!」と思ったものです。

そして個人的には最後に識が助けた少女が加藤家の先祖であり、のちに識の人間性、してくれたことを後世に残してくれたという。

あそこであの少女が救われなかったらそもそもとして羽依里もいないわけですからね。

今更ながらサマポケは紬のくだりで加藤のおばあちゃんが若い時の時代、しろはが幼少期の時代、羽依里が島に遺品整理にくる時代、スマホとかある今の時代、そして150年前の識のいた時代と5つくらいの時代でそれぞれのストーリーがあるのがすごい。

あと、RBの主題歌であるアスタロアの歌詞にこんなフレーズが

いつか見た日の灯火の意味 わかるかな

これが識が夏鳥の儀で見た灯籠流しのことだったんですかね。
最初はあまりピンと来なかったアスタロアも徐々に理解ができ始めて非常にRB、良いです。
(青き此方も良い)

ということで

まだ特別な夏は始まったばかりだ!!!

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鬼ごっこも物語に絡めてきたの凄かった。。
自分が鬼の番になってそのままなんてさ。。。


P.S.
うみちゃんルートも良かった。
主人公がイップス克服してもう一回水泳に戻るところとか。

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