パタゴニアプロビジョンズ・ロングルートIPA
パタゴニアがクラフトビールを売り出し始めたのって何年前だったっけ?
クラフトビール界隈にそれなりの仰天ニュースとして、流れた気がするんだけどね。
「え!?あのパタゴニアが?」
「あのアウトドアメーカーのパタゴニアが!?」
「あの〇〇〇で〇〇〇のパタゴニアが!?」
みたいな。
飲んだ人からは「けっこう良い」「味はちゃんとしてる」って評価が出てた。まぁ私はパタゴニアという会社が好きではないため食指が動かなかったんですけどね。
「そのうち飲もう」くらいには思っていたので、旅行中に選択肢が限られたタイミングで見つけてしまったので、これはもう縁ですよ。その時が来たとばかりに購入してステーションバーでいただきます。
オレンジを中心とした柑橘系ホップと、松脂風味もけっこう強め。
苦味も当然のように強めでザラザラしてるし、後残りが強い。
モルト感はかなりしっかり目で、少しモタッとした感触も。
いわゆるあれだ。
古典的なアメリカンウエストコーストIPA的な味。
と、ここで裏面を見ると「カーンザ」なる植物を使っているらしい。
ラベルの内容に追記すると、小麦などの一年草穀物はシーズンが終わるごとに地力を再生する必要があるけど、多年草穀物のカーンザは地力を回復させ蓄えつつ育つためサステナブル。
そして、パタゴニアは環境保全・サステナビリティに注力している()会社なので、それを副原料として使用した。という流れですかね。
(これは持続可能とかサステナブルの話なので、環境保全を第一にするなら、そもそもビールを作らな(以下略))
なお「カーンザ」は商標らしい。
植物の種類としてはインターミディエイトウィートグラスとかなんとか言うのか?そうなのか?
ビールの副原料の風味としては、ちょっとライっぽいスパイシーさがあるような、ないような。言われたら、そうかも?とか思うような思わないような。
カーンザについての話はここまでとして。
もう1つ裏ラベルで気になったことがある。
このビールを作っているブルワリーについてなんだけど。
裏ラベルでは蝦夷麦酒さんが輸入者となっている。
じゃあ、生産はどこだ?
『BREWED IN PORTLAND,OR.』とだけ書かれているが。
(見落としは無いよな?)
日本のパタゴニアのHPを見ると商品として扱っている。
アメリカ本国では?
アメリカのパタゴニアプロビジョンズのサイト、の商品一覧には載っていない。しかし「Why Beer?」と書かれた特設ページがあり、ロングルートラガーとタンブラーについて記載されていた。
あ、日本のパタゴニアビジョンズ内にも「なぜ、ビールなのか?」のページがあったね。
ハブ(HUB)!
製造元はHUB!
Hopworks Urban Brewery
Hopworks Patagonia Long Root IPA
確かにそういう味してるわ!
蝦夷麦酒のHPにも「ホップワークスブルワリー」欄に商品表記を確認。
では、アメリカのHUBのHPにはどう書かれているんだろう?
BEERメニューをかなり下げたところのDRAFT ONLYの欄に記載あり。
やはり、パタゴニアプロビジョンズとのコラボ商品とのことだが……ドラフトオンリーなの?
それじゃあこの缶は一体。ウゴゴ。
てなところで、私の調査力だとこの辺が限界。
単純にめんどくさくなったとも言う。
ラベルへの疑問からあれこれ探してみるのも面白いもんですよって話で今回は終わり。