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ローデンバッハ・アレクサンダー

廃盤から復活したベルギーのレッドエール。フランダースレッドエール!フランちゃんうふふ。
フランダース・レッドエールでは手に入りやすく大正義なドゥシャスデブルゴーニュ。そこそこ見かけるローデンバッハクラシックの2つが代表格だが、アレクサンダーが安定供給になれば確実にここに食い込む所であるし、めっちゃ期待している。

お味はフレッシュなチェリーサワーの風味に、ウッディで重めのボディのバランスが良い。一時期プレミア価格がついたのも納得する厚めの美味さ。

ベルギービール大好きマンとしては、フランダースレッドエールはジャンルとして素晴らしいし、ベルギーで酸味とくればランビックに走りがちだが、レッドエールのウッディで甘酸っぱい風味もたまらぬ。

ローデンバッハ・アレクサンダーは、なかなかマッチングしにくいような味のバランスがまとまってるところが好き。
香りは酸というか酢、リンゴ酢。そしてチェリー。
そして口に含むと酸とともに、オーク樽から来るウッディな渋いような味が来る。ここから熟成された深いサワービールの味わい…ランビックのような…熟成酢のような方面に味わいが沈んでいくのだけれども、底にたどり着く前に躍動感のあるフレッシュで甘酸っぱいサワーチェリーが割り込んでくる。

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その深い味わいとフレッシュな味わいが交じり合う。ここ。この出会い。不協和音でもなく、かといってもハーモニーでもなく。二つが完全に両立するでもなく、近くなり遠くなるような味わいで、いやほんと美味しい。
自分の感覚のチャンネルをどちらかに寄せると、そっちの風味がメインになったビールとして感じられるし。

単純に廃盤から復活というだけでなく、ある程度定期的に手に入るようになったのはありがたい……。
昔に飲んだやつより、少し風味が単純化してるような気もするが、まぁそれでもありがたい。

ローデンバッハ・アレクサンダー
スタイル:フランダース・レッドエール
国:ベルギー
醸造所:ローデンバッハ醸造所
   (スウィンケルファミリー醸造所)
原料:麦芽、ホップ、コーン、サワーチェリージュース、糖類
アルコール度数:5.6%
購入したベルギービールのすがやさんの説明を引用しておきます。

ローデンバッハはベルギーのフランダース地方西部で造られる伝統のレッド・ビールの代表格。
1986年、ローデンバッハ醸造所の創立者Alexander Rodenbach(アレクサンダー・ローデンバッハ)の生誕200年記念を祝って、同名のこのビールははじめて造られました。

2000年以降は一時生産をやめていましたが、2016年に再び数量限定で醸造されました。
しかし以前と同じようにとても人気があったため、今では定期的に醸造が行われるようになりました。

ローデンバッハ・アレクサンダーはオーク樽で24か月熟成させたものを3分の2、残りの3分の1を若いビールとブレンドした複合発酵ビール(オーク樽の中で二次発酵させる上面発酵ビール)です。
その後ブレンドされたビールにはサワーチェリーが漬けこまれ、その結果チェリーの強いフルーツ感を持った、複雑でバランスのとれた甘酸っぱいビールが出来上がります。

※そのパーム醸造所はバヴァリア醸造所の傘下になりました。
そしてバヴァリア醸造所は解明してスウィンケルファミリー醸造所になっているようです。俺の雑な英語訳であれですが。