サントリー&CGC 贅沢に仕込んだ生ビール
大手のビールに対する感想が辛口になりがちな俺さんです。
今回感想を書いたのも、一言書かずにはいられない部分があったから。
ビール自体は、ホップは抑え目でモルトが強め。
サントリーよりサッポロが好きそうなタイプな気がする(笑)
モルトが強めというだけでなく、少しバター系の風味とわずかな深煎り感を感じる。おそらくデコクション製法で、少し麦芽にウインナーモルト系を使ってらっしゃる?と思わせる味。
少しこってりしたピルスナーが好きな人にはオススメできる一本だ。
まぁそれはそれとして。
俺が引っかかった部分は銘柄名とラベルの情報について。
「贅沢に仕込んだ生ビール ~4種の麦芽使用~」
これ。
味と風味の解説はラベルに一切書かれてないんだ。
何が贅沢なのか、4種の麦芽が何かは書かれていない。
サントリーさんはこのビールをどう楽しんで欲しいのか。
贅沢なのは、原料なのか技術なのか味なのか。
4種の麦芽を使ってるから贅沢なのか、別の何かが贅沢なのか。
そのあたりさっぱりわからん。
「飲んで判断してください」ってのは、普通は無理。
俺も無理。
美味そうな響きだが実情はよくわからない「ダイヤモンド麦芽使用」ビールを次々とリリースしているサントリーらしいスタンスである。と、言うのは嫌味っぽすぎるか。
こういった説明放棄は「消費者を舐めてる」面もあるが、「ビールを買う大多数の人はそこまで深い情報を求めてない」(だからそれよりパッと見の訴求力を優先)ってこともあるしね。
俺も銘柄名だけを見て買っちゃったし。
それにしても、ビールの味を楽しむ道標になる情報は、もう少し欲しい。
なお、サントリーの商品情報ページはこちら。
詳細情報は書かれていないが、これは他の銘柄でも書いていない。
情報の取捨選択を行った結果の様式なのだろう。
CGC公式ページには情報無し。
検索したところ九州CGCのリリースニュースでようやく詳細情報を発見伝。
さてさて。サントリーさんにケチをつけるような書き方をしたものの。
同じような情報足りない仕草をマイクロブルワリーがしてても「まぁ…小規模醸造所さんだから仕方ないな」で済ませがちな俺ではある。
(たまに疑問が過ぎてメールで問い合わせることもあるが)
ダブスタ~~~!
ま、それはそれとして。
価格も手ごろだし、もう2、3本買っとこう。