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ホフテンドルマール・セゾン

はい、どーもビールのお時間です。
今回はケトルサワーリングで作られた酸っぱいセゾンビールです。

今回のベルギーのホフテンドルマール・セゾン。
ホフテンドルマール醸造所は2009年創業の農業兼醸造所のブルワーさん。
ベルギーで新しく達上げた所は、クラフトビールのムーブメントの影響を受けてるので、何かしらの変化球が来るに違いない。

注ぐと非常に大量のオリと濁り。めっちゃ濁ってるやん。
アロマは非常にスパイシー。花と胡椒の香り。何気にオルヴァル似ててこれは期待が高まる。

口に含むとレモン~。
そしてかなり強めのサワー!
ああああ、これ全くセゾンの範疇じゃないわ。かなりストレートに強く乳酸系酸味が来るので、ケトルサワーリングで造られたビールじゃなかろうか。

ただ、そこまで単調な酸味でもないし、野生酵母だろうか……。

公式ページなどを見てみるとやはり製法的にはケトルサワーリングで作られてました。スパイシーさや、折り紙や障子紙のような風味もあって、酸味を馴らし方が上手い。

全体は酸味が強くさっぱりだけど、キメの細かい炭酸や濁りからくる円やかさでバランスもとられててポイント高い。ちょっと温度が上がってくると、ぬるくなるとレモンっぽさが抑えられてちょっと桃やオレンジっぽさが出てまた面白し。

セゾンってのは単純にさっぱりしてホップが効いてドリンカブルであれば良いってもんじゃなく、(俺としては)円やかさやら、ほんのりとした風味の工夫ががあるところが楽しい。そういう意味でセゾンらしいビールでもあった。また来年の夏に飲みたいねー

ホフテンドルマール・セゾン
スタイル:セゾン
国:ベルギー
醸造所:ホフテンドルマール醸造所
アルコール度数:5.5%
原料:麦芽、小麦、スペルト小麦、ホップ、糖類

購入したすがやさんより引用
農作地での季節労働者のために造られていたセゾンビールの原型をイメージして造られました。自社農場で取れる原材料のみで造られ、テロワールを感じさせるファームハウスエールです。
ケトルサワーリングで造られるセゾンです。
セゾンの原型は、野生酵母も混ざり酸味があり低いアルコールだったことから、そのスタイルを現在の技術でリバイバルしました。