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Y.Y.G. ブルワリー 新宿都心のビル&住宅街に溶け込むブルーパブ

『新宿』と聞いて一番先にイメージするのが菊地秀行の「魔界都市<新宿>」です。人としてイメージが偏り過ぎてるんやな……悲劇なんやな……。

地方住まいの私ですが、仕事の関係やら旅の関係やらで新宿駅に立ち寄る(経由する)ことも多く、新宿でクラフトビールを飲める場所をいつでもい探しております。
そんなこんなで、新宿駅近くのY.Y.G.ブルワリーさんに訪問です。

場所はJR新宿駅から本当にすぐ。徒歩5分くらい?

新宿の喧噪から少し離れて、住宅街と商業オフィスビルエリアに突入。
ベルギービールのビアバーさん「ブラッセルズ・ビアプロジェクト」さんと、やたら行列ができてるうどん屋さんの先に、タップルーム発見伝。

店内は外の景色が良く見えるガラス張りで、オフィス街系ビアバーっぽいォシャレな雰囲気です。写真撮るのは忘れた。

飲んでいこう。1杯目はメルツェン。

本日のメニューを見るとけっこうなタップ数。
ヘイジーIPAやアメリカンIPAも好きだが、ベルギー系、イギリス系、ラガーも大好きなので、色々なスタイルあるのがとても嬉しい。

そんなわけで1杯目は「メルツェンでも飲もうか」
クラフトビールの流行はIPA、エール。ってことでラガーのメルツェンは中々に珍しい。限定醸造ってこともあってチョイス。

メルツェンは少し強めのラガーで、3月に仕込むことからその名がついてます。長期熟成&保存するビールだったので、濃色で度数高めホップも多めでしたが、オクトーバーフェストビールと関りが深くなってくることで、ライト化が進み、金色のメルツェンも見られるようになりました。というか今は金色中心で少し赤色まであるよ、くらいの位置づけですね。オクトーバーフェストビールと同一視されることもありますしおすし。

前置きが長くなりましたがYYGのメルツェンは濃い金色で少し強いタイプ。
飲み始めて印象深いのがほのかな甘味。かすかにバター風味あるのもポイントたけえ。トーストとカラメルの風味もしっかりめで、麦芽を飲ませるラガー系の醍醐味を感じる。苦みもかなり強めだけどクドさはない。
ピルスナーやセッション系より風味がある強い分、良い意味で少し飲みにくいから、少しのんびりしながら飲み進める。

2杯目。Y.Y.G.定番の新宿ペールエール。

伊予柑のような爽やかなホップ味で適度にフルーティー。
クリーンで素直な味わいなので、口当たりも良くスイッと入ってくる。
イイじゃんイイじゃん。

3杯目。ブラウンエールナイトロ。

次は重めかホッピーなIPAを飲みたいネー……とメニューを眺めていたもののイングリッシュ大好き人間としてどうしても飲みたかったのが窒素(ナイトロ)ビール。
てなわけでブラウンエールナイトロを注文。

度数4.4%、IBU12

泡は当然のようにクリーミー。
イングリッシュエール特有のちょっと土っぽいけど爽やかで清涼感のある香り~~~。何とはなしにニューキャッスルブラウンエールを思い出すなど。
ブラウンの焙煎感自体はそこまで主張してないけど、適度に飲みやすく美味ですわよ。

■今回の感想
今回は私しかお客さんがいなかったので、店内の雰囲気はわからなかったけどロケーション的にもインテリア的にも落ち着いた感じだと思う。
アメリカンでイェーイ!WAHAHA!ってタイプじゃなさそう、たぶん。

今回飲んだスタイルがやや偏ったので、ブルワリーとしての味がどうこうってのは言い難いけど、少なくとも飲んだ3銘柄は雑味がなくクリーンな印象。何を飲んでもハズレ無いんじゃないかな?
ヘイジーIPAやウエストコーストスタイルIPAではどうなるかを再訪してチェックしてみたいですわね。

いずれまた!

■情報
定休日  月曜日
会計: キャッシュオン

訪問2023.3.14