猫背について
猫背とは
背中が丸まって頭が前に出た姿勢になる現象。
猫背になる原因
猫背になる原因として最も考えられるものが、現代人特有の2つの悪習慣です。
①長時間同じ姿勢でのデスクワーク(PC作業)
キーボードやマウス操作が必要なデスクワークでは、肩が内側に入った前かがみの悪い姿勢になりやすいです。この姿勢が日頃から続いていると、背骨や骨盤の歪み&筋肉の衰えの原因になり、結果として猫背になってしまいます。
※ 前かがみの姿勢では、腹筋も背筋も緩んでしまい、筋肉は使われません。その結果、背骨を支える筋肉の衰えに繋がります。
②長時間のスマホ使用
現在では、1人あたり1日に約3時間もの時間をスマートフォンの使用に使っていると言われています。
外出自粛が続いている今はもっと増えているかもしれないですね。
そして、この長時間のスマホ使用は、長時間のデスクワークと同様に猫背になる原因として考えられています。
多くの人がスマホを使うときに、画面を覗き込むように首が前傾になった姿勢をとると思います。この姿勢が習慣化すると、先ほどと同様の理由で猫背を引き起こす原因になります。
猫背が続くと…
腰痛や肩こりの原因に
腰痛
人は自然に立っている、座っている状態でも無意識に腰回りの筋肉を使っています。正しい姿勢の場合は、無駄なエネルギーを消費しないため筋肉は疲れにくい状態を保ちます。
しかし、体にとって良くない姿勢(猫背など)をとり続けた場合は、骨が筋肉をそれだけの時間刺激し続けます。結果的に無駄なエネルギーを消費することになり、腰回りの筋肉は疲労してしまいます。その繰り返しが筋肉を弱らせ、腰痛を引き起こす原因となります。
また、背骨が丸まっている姿勢(猫背)をとり続けることは、背骨を通っている自律神経を圧迫しやすく、神経性の腰痛になるリスクも高まります。
肩こり
猫背(首が前傾になる姿勢)の場合、通常緩やかなカーブを描いている首の骨が一直線に伸びきった状態になってしまいます。この状態のことを、ストレートネック(スマホ首)と言います。ストレートネック(スマホ首)の状態では、頭の重さを首と肩の筋肉のみで支えることになります。この状態が日頃から続くと、肩こりや首の痛み、頭痛の原因になることがあります。
最も効果的な猫背の治し方(改善方法)は日頃のデスクワークでの座り姿勢やスマホの使用方法を改善することです。
以下は、正しい椅子の座り方6つのポイントです。
① 椅子に座るときは前かがみでお尻をグッと一番後ろまで引く
② あごを引き背筋を伸ばす
③ 肩の力を抜きリラックスする
④ 椅子に肘掛がある場合、肘は肘掛に置き、90°になるように心がける
⑤ ひざが股関節と平行、またはわずかに高くなるようにする
⑥ 机と椅子の間が開きすぎないないよう調整する
日頃から正しい椅子の座り方を意識することで、猫背の改善だけでなく、腰痛対策や長時間座っていても疲れにくくなる等、多くのメリットが得られるでしょう。
スマホを使うときの姿勢を少し工夫するだけで、猫背の予防&改善につながります。
日頃から以下2つのポイントに気をつけてみてください。
① スマホをできるだけ顔の高さまで上げる
② 首が首前傾していない(頭が上体より前に出ていない)ことを意識する
長時間スマホを使用する場合は、スマホを持っている腕を逆の腕で支える or カバンなどの荷物で支えるようにすると、スマホを持っている腕が疲れにくくなるのでオススメです。
まとめ
今回、猫背について主な原因と猫背が続くと腰痛、肩こりになる可能性とデスクワーク(日常)での改善点について書かせていただきました。
改善点を行ってみてなかなか改善されない場合はカラダの専門家に相談してみてはいかがでしょうか?
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