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数字で見る「世界のエンデューロ女子はどのぐらい速いのか?1 」 - エンデューロ日記 No.25

ENDURO GPのウイメンズクラスは2010年にスタート。全ラウンドで併催されるのではなく、8大会のうちで、4~5大会で実施されるものでした。

その後、少し人気が下火となり、2017年から2020年までの間は、最終戦でだけ開催されるようになり、世界チャンピオンを決める仕組みとしては物足りない状況が続いていました。

が、2021年は、開幕戦ポルトガル、スウェーデン、そしてこのフランス最終戦を含めて3大会6ラウンドを実施。世界タイトルの権威を取り戻しました。

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サンツは6度目のタイトル獲得

今年はライア・サンツがGASGASでエンデューロに復帰。このクラスで6度目のタイトルを獲得しました。結果としては圧勝という数字でしたが、以前ほどの一人勝ちではなく、開幕のポルトガルではミレイア・バディアが優勝しています。シリーズ全体では18名がポイントを獲得。レベルの向上著しいクラスとなっています。

2021女子ランキング
https://www.endurogp.com/2021-results/


フランスGP女子クラスのハイライト




ではどのぐらいの速さなのか?


映像を見ていてもなかなかピンとこないかもしれませんので、数値で比較してみましょう。

日本のチームが出場したISDEの2019年ポルトガル大会でのタイムを見ると...。

DAY1のスペシャルテスト合計タイム

馬場大貴 : 53:23.23
釘村忠 : 50:28.87
マリア・フランケ : 51:43.53

フランケは2017年の女子チャンピオンで、ちなみにこの年は、出産からの復帰直後という試合でした。

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