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No.226から - 特集シックスデイズのすべて - 歴史は動いたのか - チームジャパンの戦い 前編

SIXDAYS
2019年 第94回 FIMインターナショナルシックスデイズエンデューロ・ポルトガル大会
11月11~16日 アルガルヴェ・ポルティマン
Text: Hisashi Haruki
Photos: Masanori Inagaki, Future7Media

初出場から7度目の代表チーム出場。すべてのスペシャルテストをプッシュし続けた4名は、最後まで強豪国と戦った。そして日本人初のゴールドメダル獲得へ向けた最後の力走。日本のエンデューロは新たな一歩を踏み出した。


リアルシックスデイズの再現

 ポルトガルのコースは伝統的に難易度が高いと言われているが、それは、1999年コインブラ大会、その10年後の2009年フィゲイラ・ダ・フォズ大会と、同国で開催されたシックスデイズと、それ以前に開催されたエンデューロ世界選手権での経験が生んだ評判だろう。事実だとするならば、その理由は、ライディングエリアに恵まれていることだろう。今回、南部のポルティマンで開催されたISDEは、まったくその評判を裏打ちするものだったといって間違いない。

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