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私たちは世界共通の言語を持っている - No.225より

Photo :Toshimitsu Sato, Masanori Inagaki
Text : BIGTANK
Translator : Tomo Sasaki

生まれた時からモーターサイクルがあり、
それは家族の一員のような存在でした。
だからモーターサイクルがない人生は
想像することもできませんが、
それが与えてくれた一番大きなものを知っています。

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両親の出会い
 父はドイツからの移民で、カナダに来る前はストリートバイクに乗っていたそうです。ダートバイクに乗るようになったのはカナダに来てからだと聞いています。北海道のようには舗装路がきれいじゃないし、ダートバイクが盛んなので、自然にストリートバイクには乗らなくなったようです。母にはダートバイク好きのお兄さんたちがいて、その紹介で父と出会ったそうです。レース会場で…。交際をはじめて4ヶ月ぐらい経った頃、父は表彰台の上から彼女にプロポーズしたんだそうです。プロを目指すようなライダーではなかったと思いますが、カナダ選手権のエキスパートクラスで走っていて、ホビーライダーとしては上級だったと思います。今も60歳以上のクラスに参加していつも入賞しています。

 母もバイクに乗りますから、私は物心ついた時にはすでに走り出していました。2歳の時にはもうヤマハのPW50に、サイドウィール(補助輪)がついたものにのっていたそうです。初めてのレースのことは記憶にありませんが、4歳の時に初めて表彰台に立った時のことは記憶しています。余程うれしかったんでしょう。

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