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INTERVIEW - 保坂修一 - No.235より

2021年の第2戦終了時点でJECランキングで首位に立った19歳の保坂修一。新生GASGAS、新チーム、そして実家のある千葉から大阪に拠点を移し、エンデューロライダーとしてのライフスタイルがスタートした。

Text :Hisashi Haruki
Images : 伊藤留美子(ポートレート)
Stylist : 芳賀雅代
Hair make : 三本雅章


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保坂修一
ほさか・よしかず
2001年09月21日生 千葉県山武市出身
BIVOUAC OSAKA with RG3 Racing


-- クロスカントリーのJNCCではなく、JECにフォーカスしている理由。

保坂 : 人気があって、今、活躍して注目されるのはJNCCだと思います。それも大事なんですが、タイトルを獲得して、歴史に名前を残せるのは全日本エンデューロ選手権のJECだと思うんです。それが理由のひとつです。それと、JECのエンデューロフォーマットの競技のほうが、競技として好きだということも大きいですね。勝つためにどんな戦略を立てて、実際にどうやって実行していくか。いろんな要素があって、それを考えて試合ができるのがいいんです。ルートではなるべくリラックスして走り、テストのスタートに向けて徐々に気持ちをフォーカスしていく。リエゾンとスペシャルテストのコントラストもいいですね。
 JNCCの、3時間耐久レースでも、もちろん全力でいくんですけど、耐久の全力と、スペシャルテストの全力は違いますよね。JNCCは、全体として70~80%のペース配分で、大事なところで100%を出します。JECのスペシャルテストは、クラッチをつないだ瞬間から100%でいって、アンテナ切るまで本当に全力で行く。スペシャルテストの走りがいいですね。全体としていろんなライディングが楽しめるのがJECというか、ENDURO GPもそうだと思いますが、エンデューロのいいところだと思います。

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