連載 TIME TO RIDE Vol.2 大鶴義丹
絶滅危惧種としての誇り
文 / 大鶴義丹
ハスクバーナTE250・2017という最新2ストエンデューロレーサーに乗り始めてから、仲間のバイク乗りたちから、そんなややこしいマシンに乗って一体全体何が楽しいのかと不思議な顔をされることが多い。
まず第一に、混合燃料を作らなくてはならない2ストエンジンということへのアレルギーもあるようだ。そんなとき私は、2ストはモクモクと蒸気機関車みたいに煙が出るのが楽しいとうそぶくことにしている。そこまで言うと、相手は子供じみたバカとまともに話をしても仕方がないと思うらしく、その先に話が続くことはまずない。
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