見出し画像

BEST OF THE YEAR 2020 - アドベンチャーバイク部門ベスト3は? - No.233より

2016年のアフリカツインの復活。昨年はヤマハのテネレも復活し、GS一辺倒だったアドベンチャーバイクのマーケットは「パリダカ」以来の役者が揃った感がある。この難しいセレクションを担当したのはもちろん松井勉だ。

Text : 松井勉

2020アドベンチャーモデル概観

 2020年はバイク界にとって新環境規制ユーロ5導入への移行期間でもあった。このセグメントのステークホルダーであるBMWは、2019年モデルで、ユーロ5以降に対応したニューモデルを投入、2020年はそれを継続販売したシーズンだった。2020年はGS発売開始から40年目というBMWにとって記念すべき年でもあった。初代GSの発売以来、絶やすことなく開発を継続、同時にブランディングとマーケティングに注力し、このジャンルを育ててきた功績は大きい。彼らがマーケットリーダーであることに異論ないだろう。

 GSが世に出た当時からアドベンチャーバイクのイメージアイコンとして機能したのが冒険ラリーの存在だ。GSもまたパリダカールラリーに取り組み、タフで道を選ばずに世界のどこへでも行ける走破性を持たせたバイク、というイメージを軸に販売を伸ばしてきた。

BMW R1250GS ※この写真は最初の本文の末尾とかに絡むの幅でいれてください。


電子制御の類を最小限にしてシンプルに走りを追求。アドベンチャーバイクとしては軽量でエンデューロに近い性能が持ち味だ

電子制御の類を最小限にしてシンプルに走りを追求。アト?ベンチャーバイクとしては軽量でエンデューロに近い性能が持ち味だ


ここから先は

3,490字 / 3画像
1998年に創刊。世界のエンデューロ、ラリーのマニアックな情報をお届けしています。

BIGTANKマガジンは、年6回、偶数月に発行されるエンデューロとラリーの専門誌(印刷されたもの)です。このnoteでは、新号から主要な記…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?