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No.228記事 - タディのスーパーウェポンから学べるものはあるか

担当メカニックは言う。「いくらなんでもこれはやり過ぎだと思うるこんなのはタディにしか乗れない」。このピーキーぶりは、現在のFIMインドアを象徴する「狂気」だ。

わずかなブレイク期間を経て、最前線にカムバックした2019年。ポーランドの開幕戦で優勝したタディ・ブラズジアク。2020年のFIMスーパーエンデューロは、最終戦のキャンセルで早々にタイトルが決定することになったが、最後までビリー・ボルト、ジョニー・ウォーカー、そしてタディ・ブラズジアクによる三つ巴のバトルが続いた。ポーランドの英雄は結果的にはランキング2位に留まることになったが、その強さがまだまだ第一線級にあることを強く印象付けるシーズンだったと言えるだろう。

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