レゴラリータ - トシミツandカヨコのエッセイ - 「全開テスト」
今は昔。って、今昔物語じゃないけど、6デイズに0-200m「全開テスト=加速テスト」がありました。昔からシックスデイズに興味のある人たちは知っているかもしれないけれど、知らない人たちも、当然にいると思います。つまり、アクセル全開で0-200mを突っ走り1/100秒のタイム計測するという簡単明瞭なテストなんですが、このタイムも各クラストップの選手との差をポイント化して加算されてました。
アクセラレーションテスト
Acceleration Test
写真・文 / Toshimitsu Sato
今回はこの「全開テスト」のお話を少し、してみようと思う。俺が初めてシックスデイズを見に行ったのが1983年でした。当時はまだ「ISDT」と言ってました。つまり「International Six Days Trial」。今は、トライアルがエンデューロになって「ISDE」です。
高校時代に見た「栄光のライダー」という映画でもシックスデイズシーンがありましたね。後に「On Any Suday」という題名でリバイバルとなってますが、この映画を朝から閉店になるまで、3回転くらい、ずっと観てたんです。暇だったからかもしれないし、当時はやることもなかったし、単に高校生で金もなかったから、ずっと映画館の中にいたんです。今は、1回見たら、お客さんたちの入れ替えとかがあるらしいけど(最近は映画にも行かないから詳しくはわからないけど)、その頃はなかったから、また見たい時には、そのまま座っていると、2回目、3回目と何度でも見れた。そんで、数日後には、また見に行きました。もちろん、1日中、座ってました。
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BIGTANKマガジンは、年6回、偶数月に発行されるエンデューロとラリーの専門誌(印刷されたもの)です。このnoteでは、新号から主要な記…
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