No.228記事 -鈴木健二が本気で勝ちに来た G-NET 2020開幕戦 - 奈良
G-NET2020 R1
CGC大和奈良ハードエンデューロ in 奈良トライアルマウンテン
G-NET全日本ハードエンデューロ選手権 第1戦
2020年3月22日 奈良県
Report and Images:Satoru Ii(ANIMALHOUSE)
「今年はG-NETがメインレース」
鈴木健二が本気で勝ちにきた
2年目にして早くも伝説のレースと化しつつある奈良トライアルマウンテンでのCGCが、今年もG-NETの開幕戦に選ばれた。昨年、コースの下見を終えた高橋博が「誰も一周できないかも知れない」とこぼしたほどの難コースだった(結果的に、高橋は3周し優勝している)が、今年はCGCゲロゲロクラスとG-NETクラスが同一レイアウトとなることで、コース難易度は大幅に下げられた。とはいえ、相変わらずパドック前に広がる広大なロックセクションは体力を削られるし、トラブルも起きやすい。まるで壁のように聳えるヒルクライム「平城京」はだいぶ削れたとはいえ、突っ込むのにはかなりの勇気が必要だ。コース幅が狭く、一周目は渋滞を避けられないガレ沢「吉野川」で順位をあげるには相当なテクニックが求められるし、ラインを誤れば即レース終了の泥沼「奈良漬」は今回も多くのライダーを飲み込んだ。
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