200329【高松宮記念】客のいない競馬場に月は回るか

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初めまして!HATAGENと申します。

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ワニの死と、新型コロナ禍に思う。生きる。


ついにワニが死んだ。
まぁその後すぐ炎上しちゃったりもったいなかったけど、それでもワニくんが死んじゃったのが僕としてはとても悲しかった。
と言いつつ、生前そんなにちゃんと見ていたわけではないのだが。

100日前、TLに流れてきた4コマ。「100日後に死ぬワニ」。100日後に死ぬという結末を読者は知っているが、ワニくんは100日後に死ぬということを知らない。そんな中でワンピースの最後を見たい~とか、予約で1年待ちの雲うぶ布団を予約しちゃうとか、そういったのを見て読者がワニくんの最後を想像し、勝手にナイーブな気持ちになっていた。自分は大体2日目とかが流れてきて、「あ~100日間見るつもりはないけど、結末は気になるな。最後はどういう結末を迎えるんだろう」と思っていた。「ワニは結末を見ることが出来ると思っている読者との二重構造となっている」というコメントを見てなるほど~~~と思っていた。

年末くらいから始まったその企画は時折RTで流れてくるのを眺める程度で、自分には大きな影響を与えずに生きていたのだが、「あと2週間で、ワニ死ぬよ。」と言われてはっとした。「え、もうそんなに経ったの!?」時間が流れるのは早いなと思いつつ、ワニを一気読みした。99日目には「明日か……」3月20日には仕事を早めに切り上げ、ワニが更新される午後7時には家でじっとスマホの画面を見つめていた。

しかし時間を過ぎても更新が来ない。え?まだ?え???困惑しながらとりあえず風呂に入って上がってくると運命の100日目が更新されていた。

100日目はもうご存知のことと思うので割愛するけど、死ぬなんて思ってもなかったワニくんが死ぬ、友達も友達が突然死ぬなんて思ってなかっただろうし、登場人物たちに感情移入してみると本当に悲しい。

人間、いつ死ぬかなんてわからないし、周りの人もいつ死ぬかわからない。
生きている自分と、生きている友達を大事にしようと思った。
死は理不尽なものというのはわかってるけど、突然死ぬのは怖いし、周りの人が突然いなくなってしまうのは納得できないという感情がある。

今自分の周りに当たり前にいてくれる人たちがちゃんと今日そこにいるってことは当たり前じゃないんだなぁって思った。

みんなが幸せに明日を生きられるように願ってます。
特に新型コロナ禍が広がっている。(なんて読むの?わざわいでいいの?)

このウイルスの怖いところは、

感染すると隔離される(そのまま死亡してしまうケースも)
あっという間に重症化する
感染の広がりの勢いがすさまじい
らしい(twitterの記事を読む限り)

ワニじゃないけど自分が感染するなんて思ってないところに感染して、しかも重症化してしまったりする。今までの日常が明日には終わっているなんてことが本当によくあるっぽい。

本当に怖い時代だ。マジ、泣けてくる。

競馬も競艇も無観客、飲み会は大体自粛。そういう暗いムードになってるけど、今は辛抱する時ってことなんだと思う。

みんな、頑張っていこう!

客のいない競馬場に月は回るか

中京競馬場に日帰りで行ったことがある。ムーンライトながらという深夜快速があって、夜11時くらいの東京駅から、小田原に着くころには日付を回るので青春18きっぷを検札してもらい、朝5時には名古屋に着く。この行程のすごいところは東京ー小田原+青春18きっぷのみで名古屋に行くことが出来る点だ。そしてもちろん、この青春18きっぷで名古屋から東京まで帰ってくるのである。当時お金の無い僕らには画期的なルート。ただ、勝ちさえすれば名古屋で名古屋コーチンを食べ、のんびり新幹線でゆったり帰ってくるつもりではあった。

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つもりだった。

その日は朝から曇天で、雨も降るか降らないか、という感じだった。中京競馬場の最寄り駅からガードの下を歩き、門に着くと、30歳くらいのお兄さんに声をかけられた。

「職場の人に席頼まれちゃってさ。開門まで時間あるし、話さない?」

そのお兄さんが言うには上司命令でGⅠの席取りを毎年頼まれているそうで、今思うと中京で行われるGⅠは当時は高松宮記念のみで(2014年からJCDがチャンピオンカップと名称変更し中京開催となっている)年に1回の名古屋市民のお祭りだったのだ。

僕もどうせ開門まで少なくとも1時間はあって暇だったし、現地人と交流することで中京競馬場の席取りのダッシュコースを教えてもらいたいと思ったので快諾し、おしゃべりしながら開門までの時を待つことになった。

そのお兄さんが言うには、中京競馬場は以下のような特徴があるらしい。

坂の前でぱったり止まる馬が多い(中京改修はたしか2010年?)
高松宮記念は曇天になっているイメージ(イメージ)
馬場の重さと坂のせいでパワータイプの方が良い。
と、事前情報(?)を聞きながら開門を待つ。雨が本格的に降り出したので、お兄さんに教えてもらってゴール版を少し過ぎたところの屋内席まで走る。無事に席を取ることが出来た。お兄さんの職場の人とも意気投合し、盛り上がりながら、メインレースの時間を待つ。

高校時代の同級生(Tくん)は18きっぷで東京からスタート。知り合いのおっちゃんとおっちゃんの友達も来ることになっていて、彼らは新幹線で昼前くらいに来て、Tくんはようやく午後2時くらいにやってきた。

高松宮記念を前に、盛り上がりは頂点に。ハクサンムーンが返し馬でテンション高く上げずに行けるかどうかが注目されていた。

ハクサンムーンは本場場入場の際に”旋回”を始めてしまうクセがあった。この旋回癖はサイレンススズカも持っていたようで、「スピードのある馬は旋回する癖を持っているのかもしれない」といった噂がささやかれるような感じだった。ところで、このサイレンススズカの旋回癖はアニメ「ウマ娘」でも再現されている。ウマ娘はこういう競馬通ならニヤッと出来る要素が投入されていて素晴らしい。

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↑旋回するハクサンムーン。沸く観客たち。溜息をつくおっちゃん。旋回が足りないんじゃない?とのたまうT君。撮れ高があって喜ぶ僕。

曇天の中京競馬場は昼頃に日差しが差す時間もあったが、降ったりやんだりを繰り返して、メインレースまでに馬場状態は不良となるほど悪化していた。

ハクサンムーンは旋回を始めたものの、手が付けられないほどではなくしばらくすると馬場入りを果たし、待機場へ走り始めた。

酒井学を応援しているおっちゃんはひどく安堵していた。「いやーこれくらいのイレ込みだったら大丈夫だよー!ほんとよくやったよー!」酒井学がハクサンムーンを御し、返し馬に移ると観客からも拍手が沸き起こった。おっちゃんも一緒になって手を叩いた。

Tくんは「いやー、いつもより旋回が足りなかったな。これは力が出し切れないかもしれん」

僕の本命はエーシントップ。この泥んこ馬場なら芝代わりでもこなせるのではないか。そもそもエーシントップは3歳時には芝を走っていた。低評価なら先行して3着以内に残すことが出来るのではないか。

レースはエーシントップが逃げ、直線で後続を突き放す展開。思わず天にこぶしを突き上げる激熱ガッツポーズ。これはもろたでぇ~~~~!ハクサンムーンはスタートから先行できず、持ち味が生きない競馬に。番手で進めたコパノリチャードが差し切りMデムーロの飛行機ポーズで優勝。注目は3着争いだが、追い込んできたスノードラゴンに差され、最後の最後ストレイトガールにも差された。

曇天の名古屋の空を仰いだ。

中山12Rも外れ、新幹線でぬくぬく帰る夢は消えてしまい、中京の最終レースを見ることも叶わず、駅まで走り、慌てて東京方面への電車に乗り込む。風が強く、東海道線は遅れているらしい。夜遅く、静岡で乗り換える時に駅弁を買う。結局、東京に着いたのはほとんど日付が変わる直前だった。

青春18きっぷは日付が変わってしまっても、山手線圏内(都内)に入れていれば、無料で移動できるため、なんとか日帰りで帰宅することが出来たのであった。とにかくつらい旅だった。今なら間違いなく新幹線を使うし、若くて体力が無ければできないことだったと今では思う。

それ以降、この旅がトラウマなわけではないけど中京競馬場には縁が無く、再び訪れることが一度も出来ていない。


2020 高松宮記念予想


さて、思い出話が長くなってしまったが、そんなハクサンムーンと同じ父を持つセイウンコウセイはどうだろう。3年前の勝ち馬で、昨年も2着に食い込んでいる。優勝時よりもタイムを縮めている点も高評価できる。前走は休み明けかつ斤量も重かった。調教も1週間前からハードな内容(ウッドチップ6F一杯)で気合十分と考えます。

一応、本命はダノンスマッシュ。
昨年は非力さがかなり目立つようなレースだった。同様の観点でスプリンターズSは割り引いて考えたが3着。平坦向きの馬と思っていたがオーシャンSでも力強い勝ち方だった。力強さが出てくるようになって、中京コースも攻略可能。昨年の敗戦を坂路に押し付けられるか、あるいは左回りが難しいのか、実践に行ってどうかというところだが、メンバー的には実績上位だし後は中京コースを攻略するだけ。

▲ナックビーナスについては、前走のオーシャンSが好内容。モズスーパーフレアについても同レースで2kgの斤量差があったことを考えても評価できると考える。相手に。2.3.9.10.16.18

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次はいよいよ新年度!
大阪杯(GⅠ)の予想でお会いしましょう!
また来週!

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~以下、写真集~

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↑ムーンライトながら。右側で撮影しているのは筆者ではない。

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↑「ながら」を降りて、朝5時の名古屋駅。誰もいない。

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↑曇天の中京競馬場。ローカル扱いではあるので、入り口もそんなに立派ではない印象(2014年当時)

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↑弊ブログのアイコン。東京・神田川の桜。

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