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YMOは仮想敵



前回の記事でこの話は最後と思っていたのですが、また小山田圭吾氏の話です。最初からお話しているように、僕は自分の記憶が曖昧なのをはっきりさせたいだけなのですが、よって小山田くんを擁護する話ではないのであしからず。今のは保身ですけど。しかし彼はオリンピック仕事を受けるべきではなかったし、これらの問題はとっくに対応対処すべきだったなどなどは以前お話した通りです。ついでに小山田くんが参加するYMOにしても僕にとっては高校生時代と変わらず仮想敵です。だってあの時代、みんなそうだったはず。いや少なくとも'80年代のフールズメイト読者にとってはそうだったはず。僕にとっては小山田くんがYMOのメンバーになっていたのは屈辱で、YMOが彼のバックバンドをやるならともかく上の世代の下で演るなんて自分じゃないけど許せません。YMO以外でもムーンライダースなどのニュー・ウェーブがちょっと混ざったような一つや二つ世代上の日本のミュージシャンはみーんな僕らの仮想敵でした。なのにみんな仲良くなってる、一体いつの間に...しかも僕が大嫌いだった'80年代中頃くらいまでのニュー・ミュージックと呼ばれた日本の音楽は今では世界中で評価されてるし、たしかに90年代も和物再評価は日本でもあったし僕だって達郎その時全作集めたけど、でもここまではない。一体全体みんな完全に騙されてるよ!と、30年ぶりにシティ・ポップやらと言われるようになった彼らのレコード聴いてみると、うーんとうーんとえーとえーと...何これ、みんな凄く良い!まるで聴いたことない音楽ように超新鮮!...時空マジック、ハンパない!なんでも良く聴こえるよ!おー、コワ。レコード全部買い戻します。


とかいったどーでもいい話ですみません。数日前に今回の問題が明るみになったきっかけと言われているらしいブログの方が、前回、私が紹介した方のブログに反論しているのを読んだのですが(僕はどっちがどっちなどというのには興味ありませんが)「ロッキング・オン・ジャパン」のインタビューの問題とされた部分をあげておられ、それを読むと自分の中でまたひとつ記憶が鮮明に蘇った、という話を今回はしたい感じです。思い出させてくれてありがとうございます。


有料にするつもりなかったのですが、話が長くなってしまいその労力分と、だいたい長いものを無料公開にするとろくなことがないので有料です。そしていつも通り大した話ではないので期待しないでください。それでもという方は定額マガジンの方がお得なのでそちらをオススメいたします。


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サポート!とんでもない人だな!