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シティ・ポップ・ブームが必ず終わる理由


「もう終わってる」と言われるかもしれませんけど、釣りのためのタイトルですのでお許しください。
しかもシティ・ポップ自体の話ではなくシティ・ポップのレコードの再発盤の話です。


まずシティ・ポップと呼ばれる前までも山下達郎氏や角松敏生氏の音楽は1980年のあの頃から変わらず大きく支持し続けられているものであり、普通にずっと大有名人です。
コンサートのチケットなぞずっと取れません。
リヴァイバルでもなんでもないです、彼らはずっと大人気なのです。

ただし只今絶賛再発中のシティ・ポップなレコードは必ずゴミとなります。
シティ・ポップに限らずまた日本に限らずたとえばABBAとかQUEENのレコードとかも普通にめちゃくちゃ再発されているのですが、これらも同じく必ずまたすぐゴミです。
だってみんな一度、ゴミとして捨てたレコードなんだもの。



今月は報告を忘れていたかもしれないわたくし仲真史が店内音楽を担当する表参道CIBONEの6月プレイリスト公開済みです。宣伝してイイね!をお願いします。でないとCIBONEさんがダマされてると気づいてしまいます。
https://www.cibone.com/



そもそもこれまで再発されるレコードといえば入手困難な希少価値の高いものでした。
1990年代もジャズやラテン・ミュージックなど国内外で再発されましたが、(あの時代までは許諾の取らないブートレグも多かったです)しかしそのほとんどはレコード店に足繁く通ってもまず発見することのないブツ。
しかし絶賛再発中のシティ・ポップのレコードの半分くらいは結構売れたものばかりなのです。
もし売れてないといっても1980年代のあの時代ですから数万枚どころじゃなくプレスされたものが多いはず。
しかも山下達郎のレコードは特別に売れてます。
だって1982年なあの時代、全日本人「For You」してたのです。
みんな『夏だ、海だ、タツローだ!』と叫んで陸(おか)サーファーです。
陸(おか)サーファーってなんじゃらほいという方。
私だって当時中学生だったのでなんじゃらほいでしたし、実際なんじゃらほいといった生き物のことを指した言葉ですが、なんじゃらほいといったことはなんじゃらほいと言う前にぜーんぶChatGPTに聞いてわかる時代です。
彼らになんでも聞いてください。


30年後、表紙のデュラン2のジョン・テイラーが自分の店に娘とやってくるなど思いもしない
中学2年生の私の愛読雑誌RIO。
「RIO、読んでたね…」と90年代東京で出会った同世代の者たちは皆小さな声でそう言った。


ところでアイドル好きな中学1年生であり反抗期真っ最中であった私はそんな陸サーファーな大学生達などをTVや雑誌で見て思いました。

「こんな普通の大人にはなりたくない」

アイドル好きからYMO少年になろうとしていた私はただの反発心のみで山下達郎や角松敏生などの音楽を聴くのをやめ、MTVで観たプリンスに夢中になり、さらに受験を控えた中学3年生になるとセックスとピストルという刺激的な言葉だけでパンク・ロックに惹かれます。
しかしパンクなレコードもファッションもどこにも売っているのかわからない、もし売っていても買えるお小遣いなどない。
よってイメージだけのエア・パンクスになります。
考えます。
お母さんにバレないように考えます。
思考の結果、シャツの腕の内側だけ破いて内パンクス。
ですがすぐに「おまえんち貧乏なの?」と普通にクラスメイトに心配されたのでお母さんに縫い直してもらいます。

「なんでこんなとこ破れるの?もう新しいの買いなさい。」

もらったお金でレコードを買いに行きました。




その時に買ったのがこちらのG-Schimittのレコードでした。
何年かに一回恒例のごとく出すこちらの動画ですが、人生で腐りそうになった時はこのNHKの番組で聞いたSYOKOさんの言葉を思い出し、YouTubeが出来てからは何度もこの言葉だけを聞きにこの動画に到着しております。


山下達郎などは「ザ・普通」の象徴のようなもの。
と、勝手に思い込み続ける高校生になった私にとってまだまだ山下達郎めっちゃ仮想敵。
なのになのになのに時の流れに身を任せっぱなしな私です。

ザ・90's。
1990年になるとあんなに刺激的であった1980年代までのアンダーグラウンドな空気感は上京したての19歳の私にとって一気に嫌悪する対象となってしまいました。
スマイルマークのバッヂつけてレイヴ・オン。
いつの間にかドラッグ抜きのエアー・マッドチェスター青年となっていた私はマラカス振って踊りまくっております。
といってもまだまだ山下達郎完全完璧仮想敵。

しかし1992年にもなるとインターネットもないのにあら不思議。
世界中のみんなレイヴ・オフ。
すると日本の渋谷からジャズやソウルやボサノヴァと一緒に日本語の歌が聴こえてきます。
ええやん、コレ。
向かった中古盤屋で即購入したのは山下達郎の「Circus Town」と「Spacy」でした。

こんな日がくるとは思いませんでした。
達郎とついに和解です。



話は大きく逸れましたが、シティ・ポップのレコードの再発ブームは終わるどころかグレタもブチギレただのゴミとなるといった話に戻ります。


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