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ケイト・ブッシュの“Running Up That Hill”はCDもレコードもめちゃ売れてる件



みなさま、9月もよろしくどうぞお願いいたします。


先月から始まったメンバーシップ"BIG LOVE RECORDS FAN CLUB"にも多くの方にご入会(?)いただき感謝申し上げます。こちらはファン・クラブと銘打っているだけにただただ私どもを応援していただくだけの会となっております。今後としましては世間様に怒られない程度の新興宗教化を目指し特に私は何もせずも多くの皆様に崇められそして生きまた天寿を全うする…といった明確なる私の邪な考えの基に始まっておりますメンバーシップですので入会の際はくれぐれも御注意御覚悟のうえよろしくお願いいたします。



こんなこと書いてたらnoteの運営にBANされるんじゃなかろうか。いえいえストレンジャー・シングスのフィンくんもわざわざやってくるような有名店を運営している者ですので大丈夫ですよ。と無理やり話をもっていくのは、新しいストレンジャー・シングスに使用されケイト・ブッシュの1985年のヒット曲“Running Up That Hill”が全英シングル・チャートの首位を獲得するなどリバイバル・ヒットどころじゃなく売れているといった記事を始めたいからです。

しかも確かにレコードやCDの売り上げだけではないチャートとなった現代だからこその現象とも言えるかなと思えば、いやいやレコードやCDも売れてる模様。

人気ドラマ「ストレンジャー・シングス」で人気が再燃したケイト・ブッシュの独走は今月も続いています。このランキングで紹介する50枚のレコードのうち、7枚ものレコードがケイト・ブッシュの作品です。「Running Up That Hill」のシングル盤が3種類、そのシングルを含むアルバム「Hounds Of Love」の3種類のプレス、そして「The Whole Story」というコンピレーションがランクインし、ケイト・ブッシュの再燃がストリーミングだけに留まっていないことを証明しています。

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ということは“Running Up That Hill”が収録されている彼女のアルバム「嵐が丘」の日本盤もレアになってるかな。と見たらものすげーことになってる。

日本盤帯付きが18,000円!これはプロモだったけどプロモじゃなくとも変わらず高値。10年前まで100円だったのにな。と言ってもそんなレコードは死ぬほどありますけど。でも日本でも相当な枚数、たぶんレコードで20万枚とか売れてそうだけど。これまたそんなこと言ったら山下達郎なんてミリオンセラーだったレコードが全てレアになってるわけだけど。



ただ確かに“Running Up That Hill”が収録されているアルバム「愛のかたち」はジャケットが白くて2010年代になるとカビて状態があまり良くないものばかりで少し前から中古盤の価格は高くはなっていました。以前もお話しましたが日本では1988年頃にレコード会社がレコードからCDへの移行を積極的に行ったことにより世界でもっとも早くCDが普及された国、つまりレコード盤が市場から消えた国となりました。本当に半年くらいでいっきにレコード屋がCD 店になってびっくりしたなあ(あれ?なんでレコードはレコード屋なのにCDはCD屋と言わずにCD店と言われるのだろう。)。その背景にはレコード会社がレコード店の在庫レコードをCDと交換するシステムみたいなのがあったと思われ、よって1985年以降の多くのレコードの日本盤はその際に処分され市場に残っているものが少ないのかも。たぶんそう思うけど。



私はケイト・ブッシュの特別なファンでも熱心なリスナーでもなかったのですが、中学2年生の頃から読み始めたマイナー音楽雑誌(わかりやすくわざと言っています)フールズ・メイトにはメジャーにも関わらずケイト・ブッシュは神扱いだったし、“Running Up That Hill”は当時の夜中にやっていたSONY MUSIC TVでも何度も流れていて好きな曲でした。だから彼女のレコードはその7インチと12インチそしてアルバム「愛のかたち」だけはきっと家にあるはず。レコード棚を久々探ってみる。

全然違った。ダブっているのはドリーミングの方だった。しかも3枚。悲しー。昔なら気になる子にあげたりしたけどこのレコードはまともに聴いた覚えがないしもはや気になる子などいない歳になってしまった。悲しーなにがドリーミングやねんっ!…にしても一体いつの間に帯付きを揃えていたのだろう。ここまで持ってるならば2ndアルバムの「天使と小悪魔」のジャケが違う日本盤もきっとあるはず。きっとあの積まれた段ボールの中に…

7インチを探すのは途中でこりゃ死んでも無理とやめたけど“Running Up That Hill”の12"を持っていなかったのはショック。といううことは私がSONY MUSIC TVでも観て好きだったのは“Running Up That Hill”じゃなくてその1個前のシングル曲"Cloudbusting"だったのかもしれない。



この曲は10年くらい前にWild Nothingがカヴァーしていて最初カヴァーと気づかずに「Kate Bushみたいだ」とコメントに書いた恥ずかしい記憶があります。


“Running Up That Hill”といえばこちらも10年くらい前Chromaticsがカヴァーしていたような。


やっぱり、11年前。こわ。このように10年くらい前にもケイト・ブッシュ再評価はあって店頭で外国人にやたら聞かれたりもしました。


そういえば1年くらい前にGeorgiaがカヴァーしてなかったっけ?

やっぱり。タイミング悪いなー(笑)レコードにはなっていなかった気がする。

今日は人生にとって無駄な昔のレコードについて書いてしまっているのですが、いやしかし今回の“Running Up That Hill”のリバイバル・ヒットを介して気づいたことがあったのです。


以下の有料記事は大したことが書いていないので購入すると損です。単体記事は特に高いです。どうしてもという方には定額マガジンがオススメです。それでハマったらメンバー・シップへ GO!といった順番です。

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