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夏が終わればリリース・ラッシュの始まり(レコードの話)


ようやく夏競馬が終わり、もといようやく夏が終わりこの2年半のパンデミックでバカンスにいけなかった全欧米人がサマー・バケーションに行き帰ってきません。たぶん帰ってくるとは思いますが、よってこの夏のレコードのリリースは本気で少なかったです。コロナ禍と過剰人気でレコードの生産も追いつかずといった部分もあるのでしょうが、その代わり9月はいきなりのリリース・ラッシュが始まります。覚悟してください。



レコードの過剰人気と書きましたがとにかく日本に限らず再発とリプレスをしすぎ。これしっぺ返しのごとく我々に返ってくるぞー。意外と結果とはすぐにやって来ます。たとえば来年くらいからシティ・ポップの再発盤が世の中に余りまくってセールにしても売れ残るとか。だけならまだしも皆がレコードなどには魅力を感じなくなる。最悪、いや、たぶんこんな感じになるでしょう。

1990年代初頭、1992年を皮切りに渋谷宇田川町を中心に一気に増えたレコード店がその7年後、宇多田ヒカルの「First Love」が出た1999年を境いに一気に翳りを見せ始めました。しかし当事者はそれを見て見ぬふり。2003年くらまでごまかせなんとか生き延びていたものの2005年には一気に消滅。元々薄利少売。ビジネス・モデルなど構築されていなかった(今もですけど)レコード店の多くの者たちが自己破産、逃亡そして逮捕など、世には特に出ていない悲惨な結果となったあの前夜とまるっきり一緒。な状況ですので間違いありません。人々は変わろうが人間はまた同じことを繰り返す生き物なのか。ていうか、日本人ってやりがちな気がするよね。気をつけよ。

上の動画。Sports Teamって変わらないのに何故か良いのが魅力。しかも日本でもアメリカでも特に人気が出そうもないわかりやすいのにわかりにくいところが私好み。なんかアルバムのヴァイナルは遅れたと連絡あったけど9月にはやって来そうです。9月はヤバイなー。



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