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エッセイ286.東京へ帰る(6)さよならがいっぱい③


10/22
午後、引っ越し先アパートでガス開栓。

名古屋から持ってきたレンタルWiFi設置。
よく一人でできたなと思う。

家具を入れるため、室内のあちこちを採寸してからアパートを出る。
途中、ガスが心配になり戻ろうとしたら、Google Mapに導かれていつもと違うルート上に既にいたため、またまた盛大に迷ってしまった。
次に来るのも一人。早朝なので、ものすごく不安。住宅地なためか、行き止まりも多い。ちょっと違う角を曲がるともう、迷路にはまった感じになってしまう。
山道や森で迷うのは、行きと帰りと見え方が違うからだそうだ。私は角を曲がるたびに写真を撮って行ったが、後で見たら全然わからなそう。ヘンゼルとグレーテルみたいに光る小石とか落としながら歩きたい。

新横浜駅で崎陽軒のシウマイ弁当を買って帰宅、夫と食べる。
そういえばその昔は、東京ばな奈か ごまたまご をお土産に買って帰っていたっけ。
もうそういうことはないのだ。


10/23
たぶん一番好きな地元のお店、焼き鳥の「カズ」へ。
出る時、カズさんが夫の気に入りの芋焼酎・魔王をプレゼントしてくれた。
また来ますと言えないところが辛い。
クリスマスの丸鶏も買わせていただいたし、これから美味しい焼き鳥はどこで食べればいいのでしょう。もう一回一緒にクリスマスやりたかったね、カズさん。

植田駅からすぐです。要予約。開店早々に行ってもは入れません。
近くの方は行ってみてくださいね。


10/24
先月のうちに転居を告げ、次の集金日時を約束していた新聞集金の担当女性にお別れの挨拶。
月に一回の玄関先の立ち話でしたが、楽しかったです。
あとで、ポストにお手紙を入れてくださっていた。

その後、スチュアートさんの最後の対面授業。
2011年に出会い、コロナに時代でも対面で日本語レッスンを受けてくれていた。
読みかけのストーリーをとうとう読み終わる。「隣人」。
本当に上手になりました。お互い大病で入院したり、骨折したり、最近は体調や病院の話で盛り上がっていた。^^;
残念だけれど、オンラインが苦手なのでとおっしゃって、これが本当の最後の授業。
そのあと駅前のイタリアンでお別れのランチ。
ご馳走になってしまった。
最後は原駅の改札でお見送り。
みぞれの朝、初めてレッスンを受けに来た彼を迎えに行った同じ場所だ。
夫の次に、たくさん喋っていたスチュアートさん。
東京出張のときは必ず知らせてくださいね。
続けてくれて本当にありがとうございました。 
You brightened my day!


午後、「買取王子」来宅、段ボール2つ分の本の集荷。

この晩、夫が会社の飲み会で遅いので、一人で「おかげや」さんへ。
開店早々に行ったので、1時間ぐらいお母さんとゆっくり喋れた。
夫は私の上京中に抜け駆けして一人でお別れに行ったとか。
その日帰る時は、ボトルキープしていた焼酎のボトルいっぱい、
大好きな芋焼酎を足して持たせてくれた。
最後は夫婦で一緒に来たかったけれど、もう時間がない。
お母さんとはハグしてお別れ。
うちの次女とお母さんの息子さんは同じ高校なので、いろんな話をしたっけ。
お料理、みんな美味しかったです。ありがとう。


あと一回で終わります。

サポートしていただけたら、踊りながら喜びます。どうぞよろしくお願いいたします。