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エッセイ130.おこづかい帳の巻


断捨離をしていて悩むのは、昔の家計簿です。

特に子供が赤ん坊の時代は、
ヌードルカッター500円
ベビーゲートレンタル料 7000円
なんていうのは、きっとあとでしみじみ見るんじゃないかと思ってしまいます。
それで、なかなか思い切って捨てられません。


よくないのは、数ページ記入してすぐやめている家計簿がたくさんあることです。

きっと、家計簿をつけて、家計を引き締めようと思って、
今度こそは続けるぞと思ったのでしょうが、すぐ投げ出したのでしょう。

立派な体とともに、「引き締まらないもの」の代表です。

家計簿って、ストレス多いですよね。

いつ集計しても、「合わない」どころか、
せっかく割り出した、家計簿上の「残高」より、実際の残高が全然少ない。

なんなの?
何にこんなに使ったのよ自分😱

第一、あまり集計しないため、あまりというか、ほとんど反省しません。

それで、「意味がないわ」と思ってやめてしまう、その繰り返しです。

もう捨ててしまいたい家計簿は:

ちゃんと年号のついた立派なのもの。
「投げ出したときにもったいなくないように」と思ってか、小さくて安いもの。
シンプルイズベスト、続く秘訣と思ったか、無印良品のもの。
エンドレスで続けるのよ! と思ったか、ルーズリーフのもの。
妙にガーリーで可愛いもの。

まるで家計簿が大好きかのような、ラインナップです。
全て、数ページ記入して、あとは真っ白。

家計簿アプリ(無料)がいっぱい出てからは、
しょっちゅうお試しをするので、もっと悪くなりました。

急に思いついててアプリを探し始め、
「これ いいじゃないの!」とクリックすると、
すでにダウンロードして、使ってみて、投げ出したものばかりです。


ところが、今回はもしかして いけるのではないかと思います。

こちらです。


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気に入ったのは、表紙やバックグラウンドの色などがカスタマイズできること。
こういうノートが懐かしくない日本人はいないのではないでしょうか。


中身はこうです。

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そして、iPad中毒の私にとり、「横書きである」ことは何よりも大事。
縦書きだとキーボードが私の場合、使えないからです。
(Magic Keyboardを使っているため)


さて このおこづかい帳の一番いいところは、
「罪の意識を持たないで済む」ということです。

罪の意識は、家計簿アプリが簡単に計算してくれる、あの
「何にいくら使ったかのまとめ」を見ると、必ず感じてしまうものです。

この家計簿にも、無料でありながら、いろいろな機能がありまして、
とてもシンプルですが、パイ・チャートにして一ヶ月の収支をくっきりと見せてくれます。

そのためには、設定の段階でキーワードを入れるのですが、
それが10こしかありません。
ですから今までのように、細かく具体的に、
「コノミヤ食品」とか、「私裏起毛細身えパンツ」
とか書けず、ものすごくざっくりしています。

このざっくりのために、自分がどんな馬鹿な支出をしたかが、
全く見えなくなり、これまでの、

(私は一体何を考えていたんだろう)

という苦い反省と後悔、罪の意識がまるでなくなりました。

私にはこれが一番助かります。

そもそも家計簿をつけるのは、無駄な支出をはっきりと認め、
経費削減をするためでしょう。
少し真面目な私は、自分を鞭打つように、細かく記入するのが普通でした。

誰でもそうかもしれませんが、私にも
「良い支出」「普通の支出」「悪い支出」
という区分けがあります。

例えば「食費」なら、
良い食費:計画的に買って予算内に収められる生協のもの。
悪い食費:急に食べたくなり、飲みたくなって買いに行ってしまうコンビニ食。
     (アイスクリームやお酒が多いのが悔やまれる)
普通の食費:生協にないため、スーパーで買うもの。

衣食住なら、
良い衣食住:生協とドラッグストアで買う洗剤やトイレットペーパー
悪い衣食住:少ししか収穫がないのにいろいろ買ってしまう園芸用品と
      自分の衣料品
普通の衣食住:夫のソックスなど

になっていて、真面目に家計簿をつけようとすると、
悪い支出が多いのに気がついて、自分が嫌になってしまいます。🙄

ところが、10アイテムしか登録できませんので、今回はこのようになりました。

①食費
②外食費
③生活必需品
④クレジットカード
⑤医療費
⑥娯楽
⑦水道光熱費
⑧交通費
⑨衣料・からだ
⑩通信

先に書きました通り、食べ物である限りは、真面目な良い支出である生協の食品も、出来心で頼んでしまった朝マックも、みんな①の「食」です。

②の「外食」は、記念日の外食(良い外食)も、チクチクしながら頼む二杯目のスタバのラテ(悪い外食)も、大須商店街を歩いていて誘惑されて食べてしまった鳥の唐揚げも(すごく悪い外食)も、「外食」の一言で流せます。

③「生活必需品」には、家庭で使う、良い消耗品 も、100均で思いつきで買ってしまって放り出してある刺繍の枠、などの悪い消耗品も、一緒くたです

あとに続くもののうち、⑤医療費 ⑦水道光熱費 ⑧交通費 ⑩通信
は どんな暮らし方をしても、かかるだけはかかるので気にしないとして、

⑥娯楽 は、この先コロナが鎮まり、
次の恐ろしいウイルスに襲われなければ、増えていくことでしょう。
パイシートを見ながら、どこを削るかを考えることはできそうです。

⑨衣料・体 には、誰の何を買ったかは書きませんし、
ホットヨガの会費などもちゃっかり入ります。

最初にキーワードと予算を入れると、あとはどんな支出も、以上の10このどれかに当てはめて、悩まずにざくざくと記入するだけです。

だいたい、外に出なくなって以来の習慣:
・外食をそれほどしたくはなくなった
・交通費をかけてまでショッピングに出なくなった
ということがあるため、自然、カード払いが増えました。
厳密にいうと、日本語の教材、食品など混在しているのですが、
そこで細かく分け始めると、また うっき〜🙉となって、嫌になってしまう。

それぞれの支出が、パイチャートの中で同じぐらいであればいいとします。




今年は、家計簿をどうしようかな〜と思いながら、
1月からのレシートを、大きな封筒に全部入れてありました。

この家計簿に出会って、たったの2時間ぐらいで全部入力することができました。

これからはもしかしたら、何か買ったら「早く記入したいな! 」
みたいな気持ちになるかもしれません。


・・・・大きく出ましたので、
実際どうなったかもまたご報告したいと思っています。







   


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