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Foodies 141.インスタントポットに合わない料理と、「大鍋はいいもんだ」

先日、25年は使ったフィスラー社の圧力鍋がもらわれて行きました。
すでに製造は停止していますが、各部品は今もメーカーのサイトから購入可能ですので、使ってもらえることになりました。
この圧力鍋には、長年とても助けてもらったのですが、今、電気圧力鍋インスタントポット6クォートと3クォートを使っていまして、出番がなくなりました。
感謝を込めてクレンザーと金属タワシでゴシゴシやったら、買った当時に近いようなピカピカした鍋になりまして、あげるのがちょっと惜しくなりました。
ケチですかね。

インスタントポットはちょっと前までは、コストコに行かないと買えなかったそうです。
メーカーは容量はリットルではなく、「クォート」を使っています。
クォートとは946.35mlだそうですから、ほぼ1リットルと思えば良いですね。

おまかせでいろいろできることになっています。
ちゃんと真面目に使ったことがなく、適当にククパなどを参考にしています。

さっき、使いこなしているのかいなと思って、改めてみてみました。

炊飯:一度やってみて、うまくいかなかったので使っていません。
上手に使ったら、ご飯がもちもちに、美味しくできるそうです。

マルチグレイン:多分、キヌアや雑穀のことですかね。
我が家はほぼお米を食べないので、これも使っていません。

おかゆ:まだ使ったことがありません。風邪を引いたらやってみます。

蒸し料理:じゃがいもやとうもろこしが甘く蒸しあがります。
ブロッコリー・人参・茄子・カリフラワーなども美味しいです。
素晴らしいのが蒸し鶏などの蒸し肉料理です。
私が適当にやっても、失敗しません。

ヨーグルト:納豆もできるそうですが、まだ未体験です。

圧力調理:硬い肉を短時間で柔らかく煮るときに重宝しています。

保温:意識していませんが、家にいるので都度温めしてしまうので使いません。消さない限りはずっと保温になっています。

取り消し:保温がついているのに気づくと、すかさず使っています。

圧力レベル:「圧力調理」ボタンと組み合わせると微妙な調節ができますが、
普段から適当に使っていて、気にかけていません。

タイマー:いつも家に居るので活用していません。

スロークック:使ったらいいだろうなと思いながら、使っていません。

炒め物/再加熱: 炒め物は火力調整なしなのであまり使いません。
再加熱はよく使います。

鶏料理.豆料理:使ったことがないです。

肉料理/シチュー・スープ/だし汁: せっかくあるけど、使いません。圧力調理とどう違うのか、よくわからないからです。

こうして見ると、ちゃんと使いこなしていないのがよくわかりました。
材料を早く柔らかくしたい時に圧力機能、
よくやる蒸し料理に蒸し機能、
温め直しに再加熱。

これだけでした。

私が本当によくやってしまうのが、
調理時間を長く設定してしまい、肉も野菜も思い切り煮崩れるというものです。
今ではレシピを見るときは、5分とあったら3分ぐらいにして、一回開けて様子を見てみたりします。

そういえば昔、フィスラーの圧力鍋を使い始めた時に、どんなに早くできるかと思ってわくわくしながら、おせち料理を全部これで作ってみて、失敗しました。
ごぼう・たけのこ・こんにゃくは煮崩れしはしなかったけれど、介護食ぐらいの柔らかさになりました。
黒豆は豆の皮が全部剥がれて水面に浮かびました。
なんでもかんでも圧力をかければよいということではないのですね。

インスタントポットでは、ブロッコリーで「加圧0分」(歯ごたえが残る)というやり方があるそうですが、どうしても設定がわからず、いつも蒸し過ぎになりました。
箸で持ち上げられないぐらい柔らかくなったブロッコリーを、何回かポタージュにしました。

一昨日久しぶりに大失敗をしました。
チキンカチャトラというのを作ってみました。
圧力鍋は、材料を一度入れると頻繁に蓋を開けて材料を足したりできないのと、汁が材料全体を覆わないとちゃんとできないとのことなので、最初に玉ねぎと人参と大きい鶏肉を短時間(2分とか)だけ圧力をかけて、すぐにクイックリリース(強制的に蒸気を抜く)をしました。
次に蓋を開けて茄子・ズッキーニ・ピーマン・オクラなど火の通りのいいものを2分だけ圧力をかけました。
ところがそのあと、強制リリースをするのを忘れ、じっくり圧力が抜けていく間、保温が効いたまま1時間ほどがたちました。
気がついて開けた時には、材料が見事に全て煮崩れて、灰色になっていました。
結構多めに作ってしまったので、1日目は具とスープをわけ、スープはとことん煮詰め、両方とも冷たくしてから、ソースをかけました。
名前のつけようのないものになりました。
二日目も、味はともかく、見た目の悪いソースのパスタになりました。

これが残念だったので、昨日、久しぶりに大鍋を出して、手動?でラタトゥイユを作りました。
やはりフィスラーの普通のステンレス鍋です。
ガラスの蓋なので、何かしながらガス台についていて、時間差で材料を入れて行ったら、煮崩れはありませんでした。

出来上がり時、野菜に絡む濃厚なソースにならずにタプタプにできましたので、ざるで野菜を開けて、別にお鍋でスープを煮詰めました。
今度はまあまあうまくいきました。
でもとても面倒くさかったです。


やっぱり適材適所、なんでもかんでもインスタントポットと思わなければいいのですね。
煮崩れなかったラタトゥイはパスタの上に乗せて、キャンディー包みにしたものを4つぐらい冷凍し、残りは1日おいて食べる予定です。

大鍋もいいもんだ、と、暑くなった台所で再確認したのでした。


インスタントポットで失敗したチキンカチャトラ。
トマト汁かけ洋風煮物になりました。

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