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エッセイその42. 英語を話す(1)

私は今年で約34年ほど、日本語を教えています。
そのうちの26年は、キウイと結婚したために、
毎日が「聞き流しイングリッシュ」(悪い方の意味での聞き流し) 状態です。

結婚以来、日常的に話すようになりましたので、
確かに語彙や表現、聞き取りは上がってきたと思います。
しかし、外国人と結婚したので、話すようになったのではありません。
下手でもなんでも、話すようになったのは高校1年ぐらいからです。

私はもともと、英語学習では他の誰とも変わらずです。
海外に住んだ経験や、英会話を習いに行ったことはなく、
また 学生だった当時 ブームだった留学も未体験です。
やったのは、中学高校の英語の授業だけで、高一のときにはカタコトで英語を話していました。

人と違う恵まれた環境にいたり、
特別な「話せるようになる勉強方法」を用いて、
英語を話すようになった、ということはないのです。

ここ数年、大学で英語専攻の学生に英会話を教えている教授と、
日本人が英語を話すようになるには、どうすることがよいのか、
という話を続けています。
そのため、あるぼんやりとした考えが形作られてきました。

今日からときどき、英語を話せるようになるというのは、
どういうことで、どんな道筋があるのかについて、
思いついたことを少しずつお話ししたいと思います。

書くのが後先になってしまったと思いますが、私の意見では、
英語の多読がキーではないかと思っています。

ときどき続きを書きますね。

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