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エッセイ285. 東京へ帰る(5) さよならがいっぱい②

続きです。

10/17
電話でいろいろな手続き。
10なん年ぶりかで始めてみたら、なかなか大変です。
ボイスメッセージを聞きながら、はい、1・・・はい3・・・とボタンを押していくものが多いし、直通電話でもなかなか繋がらない。再ダイアル・再ダイアル・・ということが多いし、折り返し電話があると言われると、あるまで落ち着かない。電話をほとんどしなくなった現代生活で、電話の面倒臭さを実感。
電話をかけ直しても、「明日かけます」とメッセージ言われ、そしてかけてもらったときは仕事中で出られない。
さっきの電話の御用事なぁに♫・・と、やぎさん郵便みたいになる。
家でだけ仕事をしてきたので、宝の持ち腐れだった携帯に、いつも充電してストラップでぶら下げて歩くようになった。

今日、半日かけてやったこと:
生命保険会社には住所変更。
ネット接続会社・東邦ガス・中部電力・水道・朝日新聞・生協・生協共済会・NTT etc. には 、解約申し込み。このあといろいろな手続きをネットや封書のやりとりですることになる。そういうことも含め、引っ越しということを苦もなくできたのは前回までで、この先はできないかもと思う。


10/18
「古着でワクチン」の集荷。
2つの袋一杯になり、自分では動かせない。
ランドセルや子供の着物や帯も入れた。
迷っていると涙が出てきそうなので、「行った先でお役に立っとくれ!」と、思い切り良く送り出す。
娘らも、出す前に写真撮ってくれたら、処分してもいいよと言った。

6月に亡くなった義母の遺品整理をしていた中に、夫が初めて履いた革靴、小学校に上がる時買ってもらった、カウボーイの絵のついた革の肩掛け鞄などが出てきた。義母は目が見えなくなってからは個室に移り、そこは本当に限られたスペースだったのに。そういえば帰省の旅に義父母から「これ、持って行かない?」と出してこられて、「いやまあ、いいや」と夫は素気無く断っていた。飛行機なので大きなものは持ち帰れないのだけれど。荷物の整理をしていると、親は永遠の片思いだなとよくわかる。


寄付金を送ると送付される大袋は、ぎっしり詰めると1袋30kgになるとのこと。バッグやサングラス・靴なども送れるので、整理を始めた方に是非、おすすめしたいです。すごくすっきりします。

今年は3つ出したので、どれだけ着ない服があったかと思う。
これからは一点ずつよく考えて買おうと決心した。

10/19
ずっとお世話になっていた美容院で最後のデジパ。
二人目の赤ちゃんは来週の今日出産予定だそうで、生まれたら写真を送ってくれるとのこと。
引きこもりの私の、唯一の贅沢で癒しだったAfaceさん、ありがとう!
エステのような入念なシャンプー、忘れません。

ところで美容院、お医者さんなどは、いいところに出会うまで大変。
このあとまた、一から探し出すのかと思うと、あ〜あ、と思ってしまう。

その後、生命保険会社の外交員の方と、外のカフェでお茶をしながらお別れをした。友達のようになっていたので辛い。蒲田さん、お世話になりました。

夜は長女とオンライン断捨離ミーティング。
「要るから取っといて」と言われると、うへー😩
なのに、
「要らん」「要らん」「それ要らん」と言われると、
要らんかったのかーい、今まで保管大変だったわYO?
と思ってしまうのであった。

10/20
2011年に畑で出会った地元の友達とお茶。
お互いのペットや植物を預かりあったり、
車で遠方の買い物に連れて行ってもらったり。
子供同士が同級生なので、情報交換も愚痴もたくさん。
話は尽きないが、長年の親切に感謝するのみ。
K川さん、ご実家に来るときは連絡してね。

10/21
ガス開栓のため上京。
地元の友達とランチ。
子供同士が学童、吹奏楽団で一緒で、出会ってからでももう20年近く。
忘れないでいてくれてありがとう。これからもよろしく。
作ってもらったバッグ・ペンケース、愛用しています。

その後、不動産会社でアパートの鍵の受け取り。
引っ越し先はすごく迷いやすいので、この日のうちに一度行って道を確認した。
なのに行くときも帰る時もすごく迷った。

その後、実家へ行って、預かってもらう荷物について姉と打ち合わせし、近所の焼き鳥屋で奢ってもらった。これからは気軽に行ける江戸常さん。

新宿駅で次女と会って一緒に帰宅。

まだ続きます。



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