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エッセイ445.いいことだけを書く


「ねえ、来年の、いい日記帳をもらっちゃったんだけど、何を書こうかしら」

情報通で、面白いことを見つけるのが得意な私の師匠(ずっと年下だけど)が、そんなことを言ってきました。
私が今年からなんとなく凝り始めたノート作り、
そのきっかけを作ってくれた人です。

私は知らなかったのですが、今、いろいろなタイプやサイズのノート、
中にはノートの中の逸品としてよく取り上げられるものなどがあり、
そこにマスキングテープを使ったり、スクラップブックのように楽しく飾りながらノートを作っていく人がいるのだそうです。

教えてもらったYoutubeでノート名人のアイデアなどを楽しく見ていたら、この友人から、スマホの写真を印刷できるミニプリンタをプレゼントされました。
誕生日でもなんでもないのに。
ありがとう!

スマホとBluetoothで接続した手のひらサイズのプリンター。


そこからジコジコ大慌てで出てくる写真は、粒子の洗い白黒で、
裏紙を剥がすとステッカーになっていて、すぐに貼れます。
いろいろなトーンを選ぶことができて、楽しいです。
これを貼りながら、ノートに書いていくのは楽しそう。

で、二人で、

私はこのノートのドット罫を使っているよ
私はドットだと行が曲がるので横線にした

とか、やり取りの挙句、ようやく辿り着いたのが、このノートです。



めちゃくちゃ書きやすくて可愛いです。

私はこのノートを、今年の10月から「いいことだけを書くノート」にして、書き始めました。



1日目は、1年4ヶ月ぶりに日本に帰ってきた長女と家族の
1週間足らずの短い記録です。



玄関に靴がひっくり返っているのさえ嬉しかった。
この間、食べたものの写真も入れました。
オムライス、ラーメン、和食もたくさん作りました。
母業を始めて以来二十数年。
娘たちが食べるから、好きだからと、いつも買っていた食材を、
夫婦二人になったら買わなくなって、はや1年半。
家族のために料理をし、
「おかわりある?」「あれ作って」「美味しかった」
と言われるのが、長年の蜜の味でしたが、そこはもう諦めるものと思っていましたが、いや〜、この1週間楽しかったです。


その次に少し時間を置いて、帰省のログを書きました。
次女と一緒に出発し、長女の住むところも訪ねた3週間のことです。
コロナを挟んで何年も会えなかった友人や親戚に会うこともでき、この先もなかなかない機会だと思えて、写真をつけて書き綴れることの幸せを感じました。


これまでの経験は、日記としては、グリッド・ダイヤリーというアプリを使っていました。綺麗なカラー写真と一緒に、少しのサブスクチャージで自由にいくらでも書けるのですが、私は自分が去るときは、デジタル記録は消してもらうことになっています。
タブレットをいちいち開けないと、書くのも読むのもしない、というのもわかりましたので、とても気に入っていたのですが、いつしかやめました。

また、これまでずっと書いてきた家計簿や日記も、私以外の人には本当に無用のもの。そろそろ処分かなぁ。
日記というのは、書いている人間が、書いている間に楽しむものなのですよね。

で、今は3年メモというのをつけています。
去年の10月に買ったので、1ページ目を10月始まりにしてもよかったのですが、日記は1月1日に始まってほしいと思い込んでいるので、GoogleCalendarを見ながら、1月から10月までやったことを、コツコツと書き写しました。
我ながらご苦労さんです。
この3年メモは、できるだけ続けます。
変わっていく気候や、世界の戦争や、自分が年をとりながらやめていくこと、続けていっているもの、でもやがてやっぱり、やめたもの・・の記録として書きます。



そして、この3年メモと、「いいことだけノート」は、どこかに残していきたいなぁと思っています。

私は、「おかんの骨は、お金を残しとくから人造ダイヤにして、表札にでもくっつけておくのはどお?」
と娘らに言って
きもっ
と言われたことがあります。

ちょっと分厚くて邪魔かと思うけど、この2冊は持っておいてもらいたいな〜と、密かに希望しているのですけれども、子供からしたらこれも重たいかな。
まあ、重たいですよね。

ま、先のことは置いておいて、3年メモも  いいことだけノートも、とりあえず、楽しく書いています。

そうそう、最近始めたのが、体メンテメモです。
ジムに行った日と、歩数と、禁酒できたかどうかを、無印の100円のマンスリーノートに書き始めました。
運動は好きではないですが、禁酒できたかどうかメモは、結構うまく行っています。


なるべく三日坊主にならないように書いていきたいと思います。

サポートしていただけたら、踊りながら喜びます。どうぞよろしくお願いいたします。