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エッセイその107.マスクと私たち(1)支給品のマスク


覚えておくために、ときどきコロナウイルスのことを書いています。

今日は今更ですが、マスクの話です。



去年は、「マスクがない!」で始まった印象があります。

今ではドラックストアはもちろん、スーパーでも100均でもコンビニでも手芸材料屋さんでも、ショッピングモールの衣料品売り場でも、色柄、素材も様々なマスクが売られています。

2020年はじめの頃、マスクの棚がいつ見ても空であることに、焦りと不安を覚えたものですが、残念ながらその不安は的中しました。

朝令暮改の政府のもと、オリンピックが開催されたら悪夢ですが、
この国はそういうことをする・・と感じている今日この頃です。

頼みはワクチン接種なわけですが、今日から始まる「大規模接種会場でのワクチン接種(65歳以上)の接種申し込みが、インターネットとLINEのみという報道があり、これに驚かない人は少ないのではないかと思っています。

手伝ってくれる家族のいない方はどうせよというのでしょうか。

すぐに読めなくなると思いますが、記事を貼っておきます。

https://www.fnn.jp/articles/-/181548




さて、マスクが必須の毎日になり、
コロナ防止にはかなり寄与していると思っています。
効果については本当に諸説ありますが、
コロナが収まってから結論、でいいと思います。

私も マスクが消えた最初の数ヶ月は、
手ぬぐいと晒し(さらし)で作りました。
ミシンはあるけど使い方を忘れたため、洋裁用ボンドと、あとは手縫いです。
家族の分と実家の分を縫って、スタミナ尽きました。

コロナの席巻と前後するようにして、京都のホテルに就職した長女にも、
訊いてみたら「要る」というので、送りました。
その頃の私は、空の巣症候群絶賛発動中であり、
涙を拭いながら、レトルト食品とマスク3枚を箱詰めしたりしました。


私が「コロナ怖い・・」と強く思ったのは、
マスクがようやく手に入るようになった、去年の今頃です。

うっかりマスクをつけないで外出してしまって、
どうしようと考えながら駅まで歩いていました。

と、向こうからやってきた人がマスクをしています。
次にすれ違う人もしています。
子供もしていますし、鼻マスク・顎マスクの人もいましたが、
やっぱりしています。
たまには自分のような人もいるかと無意識に探していましたが、
そのときは、マスクをしていない人がいませんでした。
親の言うことを聞かなそうな高校生たちも全員しているのです。
そのときは、コンビニに直行してマスクを買いました。



パンデミックという言葉を最初に聞いた時は、私はお花畑でした。
それは不運にも大型クルーズに乗っていた人と、遠い外国でのことで、
発達した医療で、日本に蔓延する前に今回も抑えてもらえるだろうと思ってたのです。
が、現実に、影響を受けない人はいないんだという実感が、マスクをかけて黙々と歩いている人たちを見て、思ったのでした。


去年の5月15日には、我が家にも例のアベノマスクが届きました。
小さいとは聞いていましたが、本当に小さく、また本当に四人家族の我が家に2枚、そして、子供の頃に風邪をひくとかけていたような、分厚いガーゼでした。

来年の今頃にはコロナもどうにかなっていますように、との祈願を込めて、
その日の新聞と一緒に開封せずに取ってありますが、
本当に、来年の今頃はどうなっているでしょう。

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アメリカでは接種拒否の大勢の人を除き、大人はほぼワクチンの接種が済み、12〜15歳以上の子供にも接種が進んでいるとのことです。

5月14日には、米国疾病予防センターから新指針として、ワクチンの接種が済めば、屋内外を問わず、ほとんどの場所でマスクをしなくてもよいという発表があったそうです。

これもいつまで読めるかわかりませんが、貼っておきますね。


見回せば、徹底したロックダウンでコロナを抑えたニュージーランドやオーストラリア。
トランプ政権の元、恐ろしい死者数となったアメリカでも、ワクチンがあるために、とりあえずここまで来ました。

日本はこれをどう見るのでしょうか。

続きます。


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