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発酵であそぼ! 12 ー 久しぶりのコンブチャと生ゴミコンポストの近況です

コンブチャが飲んでも飲んでも増えていきます。
もう過密状態。
それなのに、寒くなったので、氷と炭酸水を入れてぐいっとな、という具合にいかなくなってきました。
しかも、遠くワーハイから輸入した、目に見えないほどの弱々しい発酵のもとが、こんなことになってしまい、名古屋や東京由来の雑種の菌(雑菌ともいえるのか)が参入しているかもしれず、飲むのに結構勇気が要ります。

人には勧めませんが、自分は飲んでいます。
ここまで育てた可愛いスコビーだから。
よく聴くと、ときどき「プチプチ・・」とか呟いているようですし、もうペットですよね。

【スコビーとは? 】(許可なく転載ごめんなさい)

KOMBUCHAの原料はとてもシンプルで①お茶②糖類③スコビーの3つでできています。
ちょっとかわいい名前の「スコビー」とは・・?

スコビーとは、 Symbiotic Culture Of Bacteria and Yeast (細菌と酵母の共生培養)の頭文字をとった略語で、乳酸菌(LAB)、酢酸菌(AAB)、酵母などの集まりです。液体のKOMBUCHAの表面に浮かぶ様子はクラゲのようなイメージ。気温が温かくなると糖分を分解しながら少しずつ集まり、ミルフィーユ状に分厚くなっていきます。呼吸しているので時々気泡ができたり、縦になったりと少しだけリアクションがあるのも、毎日見ていると愛しくなってきます】


そのほかに、私が11月から仕事部屋で飼っているのが、Local Food Compost と呼ばれる、生ゴミ処理セットです。
通気性の良い、丈夫なバッグに、発酵用の基材を入れ、ひたすら台所で出たゴミを入れて、水分などの様子も見ながら混ぜていきます。
温かい時はどんどん発酵して、ゴミの姿が見えなくなり、温度も40〜50度には上がります。
かき混ぜ中などに、ミズアブという、ゴミの分解を助けてくれるらしい虫が飛び込みますと、ある日外から聞いてもはっきりと、
ブンブンブンブン
と言う音が聞こえ、ジッパーを開けると体長4センチはあろうかというアブが慌てて飛び出してきます。
また、コナダニというものも分解を助けてくれるそうですが、成虫は白い粒状、その生成物? 卵?は、ベージュの粉または「花綱」状で、バッグの中にも、勢いがいいと、外にも出てきます。
これはかなりインパクトが強いです。
この両者を経験しましたが、大抵のものは平気な私も、コナダニを初めて見た時は、ちょっと腰を抜かしました。

その生ゴミコンポストですが、毎日結構出るコーヒー殻、お茶殻も、普通は「入れないで」とされている卵の殻も難なく分解します。他に、「入れないで」とされている玉ねぎの皮やとうもろこしの芯、皮、鳥の骨なども時間はかかりますが、やがて無くなります。
なんとパワフルな。

そんな生ゴミコンポストが苦手とするのは(訊いたことはないですが、たぶん)、冬の寒さ。

以前は、湯たんぽ(温湯を入れたペットボトルなど)を入れたことがありますが、かき混ぜるのに大変なのでやめて、今は仕事部屋に避寒させています。
それだけではあまり発酵が進まないので、私が仕事をしている間は、一緒に電気毛布に当たらせています。
うまく発酵すると40度を超え、湯気が出てきて、バッグを通って結露しますので、毛布との間に、古いバスタオルなどもかけないといけません。

部屋は冬中、生ゴミの発酵臭がしていますが、それは私にとって、秋の雑木林や山道を歩くときの、落ち葉がしっとりと濡れて徐々に発酵していくときの匂いです。
全然臭いとは思いません。

夫は臭い・匂い全般にとても弱いので、家にいるときに私が自室を出たり入ったりすると、遠くにいても、

うわっ!
君の部屋のドア開いてるでしょ!

と騒いで、うるさいです。

「いいじゃん芳しい発酵臭が嗅げて」
と思うのですけれどね。

今日特記したいことは、どうも私が住む調布市では、発酵のための基材などにも、補助金が出るらしいのです。
HPを見ていて気がつきました。
さすがに永久にエンドレスではいただけないそうですし、いろいろ条件があるのですが、今度一度申請してみようと思います。

そして、ここにお見せする写真ですが、左が飛行機に乗せていいサイズのスーツケース。右が、コンポストのバッグです。



これで一つで3ヶ月分のゴミが処理できるのですが、こうして見ると以外と小さいと思いませんか?

私は去年の11月15日にこれを始めて、1バッグが3ヶ月使えますので、

①2022/11/15~2023/2/15
②2/16~5/15
③5/16~8/15
④8/16~11/15

と来て、今、5回目を進めているところなのだと分かりました。

3ヶ月終わったコンポストは、すぐには肥料としては使えず、水分を足したりして具合を見ながら、1ヶ月落ち着かせます。
そのために、バッグは2つ買ってあります。三個目に増えたとき、土嚢袋というのを買って、一つの中身をそこに移して乾燥させています。

単純計算で、1年で4サイクル。
このバッグ四個分の、カサカサに乾いて臭いもない肥料がベランダに今あって、契約農家さんに送るか、都内でときどき催される、できた肥料を引き取ってくれるイベントへ、持って行くばかりになっているのです。

ここまでの1年で、燃やせるゴミを出すのは2週間に一度で、それは紙系の乾いたゴミで、軽いです。
45Lゴミ袋を、月2回だけ、収集してもらっているのです。
考えたら、すごいなと思いました。
許されるなら、焚き火でもして燃やしたいぐらいです。
小学校の体育館の裏にあった、ああいう焼却炉で。
今はあれは禁止なのだそうです。
私なら全く無害の煙と共に燃やせるのですが、残念です。

これはあれだ、調布市が褒めてくれて、一回の基剤分ぐらい補助してくれても罰は当たらなそうですね。

去年からは、真夏もでも生ゴミから湧いてしまうコバエがなく、臭いもないのは本当に快適です。
ネックはちょっとめんどくさいことかな。
でも、ペットだと思えばそんな、毎日ゴミを投入してシャベルでかき混ぜるぐらい、なんでもないです。

興味を持たれた方が、一人でも参加くださるといいわぁ〜と思って書きました。


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