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エッセイ398. 夜遊びの岐阜・名古屋(3)

郡上の踊りが終わると、私たちはお寺の駐車場に停めてある車に戻り、トランクを開けて、そこで浴衣を着替えます。帯や腰紐を暗闇で次々解いていくのは挙動不審ですが、最後には浴衣を羽織った状態でキョロキョロと辺りを見回してからさっと普段着になります。
あ〜楽だ。
足も痛いです。
そのあと、コンビニに寄って飲み物や軽食を買い、家に帰ると深夜です。


8月20日 日曜日  四日目
毎晩遅くまで夜活をしていますが、遅くとも6時には目が覚めます。
冷蔵庫のコンビニ食を食べ、生徒への宿題を作っては送りという土日の習慣をここでもやります。

2時に揃って宿を出て、ありがたい地下道を通って名駅に行き、タカシマヤの地下でこれから会う人へ、お土産を買いました。

鶴舞線の駅まで迎えに来てくれたのは、私の日本語教師歴の中でも一番長期間習ってくれたSさん。11年の学習歴です。お宅にお邪魔して、ご夫妻でおしゃべりと美味しいコーヒー・紅茶・お菓子でもてなしてくれました。2時間の予定が30分も過ぎてしまい、お名残惜しかったけれど、また駅まで送っていただいて、さようなら。本当に楽しかったです。

6時、偶然夫と同じ電車となり、駅から歩いて焼き鳥屋「カズ」へ。
電話で予約を入れた時、
「カレー温めて待ってるよ」
と言ってくれました。
焼き鳥屋さんなのに、締めのビーフカレーがすごく美味しいです。
離れてしまったので、クリスマスにこちらの比内鶏のまる鶏を買わせてもらうことももうできません。今日は、以前週末に行くと必ずのように会っていたご夫妻に会いまして、10ヶ月のご無沙汰がふっとんだ感じがしました。



8月21日 月曜日  五日目
今日は帰るばかりです。
ノリタケの森や円頓寺商店街、トヨタ産業技術記念館と、行きたいところはたくさんあったのですが、夜遊びをするとコタエル年齢となっていて、昼間はひたすら体力を温存しようとしていました。この夏のひどい暑さで、普段から病気になりそうで、家にいたもので、こういうときにもふんばりがきかなくなっていて、びっくりしました。

シーツ類をランドリーケースに入れ3LDK全体を二人で掃除して、11時に宿を出ました。

今回の名古屋、好きだったお店、おどり、人と過ごせて、とても嬉しかったです。ドア to ドアで、帰り道は4時間半。新幹線を使っても、3時間半はかかっていたので、まあいいのか。でも、もうちょっと近いといいのにな。
次はいつ行けるかわかりません。
こんなふうに小さな夏休みを楽しんだという忘備録でした。
おつきあいいただき、ありがとうございました。



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