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発酵で遊ぼ!(11) コンポストその後


上の写真は、本文と関係ありませんが、買ってちょうど1週間の薔薇です。
この暑さでぐったりして、水揚げも効かなくなって、湯あげしたらまた盛り返しました。薔薇ってすごいですね。


そして今日のお話は、生ゴミコンポストについてです。

今まで成功したのは、外で暖かい季節にやっていた段ボールコンポストだけでした。うまくいくと、蓋を開けると湯気が立ち上り、美しい白黴に覆われ、測ってみると温度も上がっていて(30度〜40度)、生ゴミの姿形も少しずつですが無くなっていきます。最後には秋の山道のような豊かな香りの、わりとサラサラした土状になりました。これは、空気を好む菌の働きに助けてもらってやるものです。

その段ボールが壊れてしまってからしばらくやっていませんでしたが、その後、プラスチックのバケツを使う生ゴミコンポストに挑戦してみました。
ところがどうもうまくいかなくて、何度もやり直しをしていました。

でも、失敗と思ったのは、私の勘違いから来るものだったのです。
密閉するバケツを使うものは、空気を嫌う菌の職場で、バケツがいっぱいになった時点では「一時発酵」が済んだところで、そのあと、土を混ぜて二時発酵させることになっていたのです。

段ボールコンポストに感動しすぎたためか、密閉バケツ方式でもEM生ゴミ発酵促進剤を混ぜていけば、やがて容器の中が香ばしい土状のものに変わると思ってしまったのです。
(段ボールコンポストの方は、空気を取り入れつつ、もともとどっさりココピートや籾殻燻炭が入れてあるところへ、少しずつ生ゴミを混ぜていくもの)

密閉バケツを使うなら、ゴミがいっぱいになってから(ゴミの姿はちゃんとある)、外に出して一ヶ月ぐらい袋のまま放置し、それから土を混ぜてニ次発行をさせるべきなのです。

それから、家族の抵抗がありました。ほどよくゴミが溜まってからシール蓋を開けてゴミを投入、EM生ゴミ発酵促進剤を振りかけて混ぜるのがお作法なのですが、そのときの臭いが真夏には強かった。鼻をくんくんさせて、なにこれなにこれ! と大騒ぎをされるのが面倒で、何日も後回しにしていて、次に蓋を開けるときは、私もさすがにびっくりする臭いでした。

びっくりしているうちに、間違いに気づいて、今はバケツがいっぱいになると、庭のプランターに土と混ぜて置いておくようになりました。来年の春までにはいい肥料になっていると嬉しいです。

さて、最近ちょっと、入れるゴミが変わりました。
今まで、分解されにくいもの、玉ねぎの皮・卵の殻は分けて捨てていたのですが、形があっても肥料にするには問題ないそうなので、入れることにしたのです。また、臭いを吸収し、土も良くしてくれるというコーヒー殻もいれるようになりました。
三角コーナーにたまる細かいゴミも、実は食べ物以外はほぼないわけで、それもコンポストに入れるように教えてくれているサイトもあり、そうすることにしました。

気がつくと、燃えるゴミの回収日に出すゴミが軽くて少なくなっていて、前から目指していたところへ一歩近づきました。
ちょっと嬉しいです。

ゴミですから、写真も綺麗なものではありませんが、今の状態を覚えておきたいので、すみませんが載せさせていただきます。



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ゴミが大好きと言うより、発酵が好きなのですが、ゴミも減って気持ちがいいです。


最後まで読んでいただいてありがとうございました。

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