![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/145164100/rectangle_large_type_2_d9fcea0676b1b8d4a8f9125d81a3799a.jpeg?width=1200)
Foodies! 138.パンが大好き(2)サンドイッチ
この前、日本に長く住んでいる英国人のYoutuberが、そのチャンネルで
日本のびっくりする食べ物の一つとして、フルーツサンドを挙げていました。
見ていた私たち夫婦は、「え、そう?」。
フルーツサンドって、美味しいですよね?
年に一回ぐらいしか作らない超贅沢品です。
これはあれかな、サンドイッチは savory=おかずパン であるので、パンにクリームとフルーツというと、外国の方はびっくりしてしまうのでしょうか。
近所のお菓子屋さんで、ハムサンドと卵サンドを幼稚園のお弁当や、たまにおやつに買って食べていた私は、小さい頃からサンドイッチが大好きです。
家で作ってもらう、パンの耳のついたものは、ハレとケでいうと当然ケで、耳のないものは心が弾みました。
でも、切り落とした耳は、サンドイッチと並行してマーガリンと砂糖をつけながら食べたり(変な食べ方)、あとで揚げて、砂糖をまぶしたりしてやっぱり食べました。
もちろん、牛乳に浸して、ハンバーグの材料の一つとして使うこともしました。捨てるなんてありえません。
そういえば、「ねもと菓子店」さんでも、パンの耳をビニール袋に入れて売っていましたっけ。
昔、祖父の回忌で集まったとき、幹事の叔母が新しもの好きで、
興味を持ったらやってみる人で、オープンサンドイッチというのを出してくれました。
ハム、チーズ、胡瓜、トマト、ゆで卵・・ぐらいだったと思いますが、広い畳敷の部屋で、お坊さんも一緒に、作りながら食べたサンドイッチは楽しくてわくわくしました。
だから大人になっても覚えています。
キウイ夫の方の国で、結婚式やお葬式というと、
卵なら卵(卵を刻んで和えたものをエッグサラダと言っているようです)、
ハムならハム、ツナマヨならツナマヨという、シンプルな小さなサンドイッチがたくさん出て、最初になくなっていました。
義両親が亡くなり、子供達も家を離れ、もう毎年家族で帰省するということは。これからはそうそうありません。
でも結婚以来、何かのイベントや、訪ねて行った先で出してもらった小さなサンドイッチは、とても美味しかったです。
次はいつ帰省できるかな。
私は毎日夫にお弁当を持って行ってもらいます。
コロナ後、多くの同僚が在宅ワークになっている今も、夫はオフィスの方が仕事がしやすいと言って、ほぼ毎日出勤しているからです。
ただいまー
おかえり、how was the Obento?
It was good.
という決まりきったやりとりが毎日あります。
お弁当をたまにサンドイッチにすると、夫はよろこびます。
オーブンシートで包むとき、つるつるして包みにくいですけれど、しっかりサンドイッチを護ってくれます。
![](https://assets.st-note.com/img/1719281939895-vGS69oj1jG.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1719279490157-9NyR1iCCdD.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1719279490302-DHNObvZZVG.jpg?width=1200)
かつて、コロナ前、毎年帰省をしていた時期は、日本に帰ってくる前に、ピカレリというものと、いろいろなサンドイッチや肉・魚につけたり添えたりして使うペースト状のものをたくさん買ってきました。
黄色いピカレリは、辛くないマスタードと玉ねぎやピクルスをを甘酸っぱく漬けたもの。
![](https://assets.st-note.com/img/1719281976722-zCOqv3MTvR.jpg?width=1200)
他は、なになにチャツネ、なになにレリッシュと名前がついていて、強いて訳せば「薬味」かもしれません。
![](https://assets.st-note.com/img/1719279940360-Xr9T4AJQGs.jpg?width=1200)
義母は、具をたっぷり入れたサンドイッチを作って、出してくれる時、
These are two-handers.
と言いました。
「両手でしっかり持って食べるやつよ?」
という意味でした。
親指と小指はパンの下、残りは上に置き、向こうの端から具が落ちるのをできるだけ防ぎながら食べる、コツの要る具沢山なサンドイッチなのでした。
サポートしていただけたら、踊りながら喜びます。どうぞよろしくお願いいたします。