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エッセイ160.着物の話(3)郡上踊りとゆかた


郡上おどりがまた今年も中止となり、ライブ配信を見ながら浮かない顔の夫婦。

郡上おどりは、郡上市八幡で毎年行われる有名な盆踊りです。
7月の踊り発祥祭から、お盆の時は徹夜おどり、9月の第一土曜日に、
一夏楽しませてくれた屋台を、提灯掲げてみんなで踊りながら見送る「屋台送り」まで、楽しいこと満載の暑い夏です。

踊りは全部で十種類あります。
踊り会場の場所を点々と変えながら、足掛け3ヶ月、三十二夜、開催されます。

皆勤賞を取る猛者もいますし、保存会の人に声をかけられ、「踊り免許証」をいただける楽しみも.

暑い盛りではありますが、日中や踊りの最中に、好きなお店で食べたり飲んだり、踊りの始まる前には街を散歩するなど、その興趣は尽きることがありません。

長い間通ううちには知り合いも出来、踊りながら会釈をし合ったり、
たまには現地で一緒に飲んだりします。

踊りが大好きな人たちは、浴衣や帯、ヘアアクセや下駄にも懲りまくりで、
私たちもつい、一夏に一着ぐらいは、浴衣を新調してしまいます。

東京の方も、コロナの広がりは「お行儀のいい遺伝子を持つ日本の皆さんの犠牲と努力でなんとか抑えてね、対策もお金のサポートもしないけどさ〜」という調子でスポーツの祭典をなさっていますが、今日(2021年8月3日)は、過去三番目の感染者の多さ、火曜日としては最多だそうですが。
いつかは終わるのかなコロナ。
さすがに次の夏は終わってくれコロナ。
踊りたくて発狂しそうです。

郡上おどりのあれこれは、よろしかったらこちらをご覧くださいね。

そこまでみんなが夢中になる盆踊りって?
十種類もあるの?

と思われたら、動画も入っていますのでぜひどうぞ。

ちなみに私は免状6枚、旦那は4枚ゲットしています。
10曲中、踊り免状審査対象は7曲。
うち1曲はシーズン通して2回しか審査がないとかで、
なかなかその晩に行き合わないと、いただけません。
コンプリートすると、がっくり気落ちするそうなので、
私はずーっと先の楽しみにします。
(もらう気でいる私って・・)

東京時代は、郡上おどりin 青山に、幼稚園児だった娘らを連れて毎年行きました。

まさか転勤で、郡上まで車で90分の名古屋に引っ越すとは思いませんでした。
平日も、今晩行っちゃう? と相談がまとまれば、お弁当と浴衣を用意して夫の帰宅を待ち構え、さっと行って2時間踊る、なんていうこともできます。
来年こそはコロナがおさまり、行けるといいなと思っています。


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これは一昨年の最終日の屋台送り。大雨で、提灯にもビニールが。


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ヘビーな警報が出ない限り、土砂降りでもレインコート着て踊ります。


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いつも行く魚寅さん



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パリッパリの鰻です。東京のふんわり鰻とまた違って美味しいです。


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「あんた、この曲の免状持っとる?」と声をかけられたらしめたもの。
ちょっと踊りを直していただいて、この木札をもらって、保存会の人に引率されて事務所へ。名前を書き残し、踊りが終わったらお免状をいただきに戻ります。

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4枚目獲得し、名前を書きに行っただんな。帯も自分で結べます。


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2019年は、いつもお願いする和裁士さんが見つけた、ちょっぴりおそろな感じの藍の浴衣。だんなが、桜の下の鯉の滝登りで。


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私は青海波の上をとぶ鴎。淡水と海水ですが、水繋がりで。


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見つかるとすごい怒られるので無断で載せる次女の写真です。
ヘアと着付けをやってると、着せ替え人形遊びと同じで、楽しいです。
ダブルリボンという結び方の半幅です。

以上です。

郡上おどりのことは、来年復活したらまたいろいろ書きたいなぁ。


最後までありがとうございました.

サポートしていただけたら、踊りながら喜びます。どうぞよろしくお願いいたします。