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最下位だけど最新テクノロジーがある町

2021年度都道府県別人気度ランキング
1位は13年連続の北海道


最下位は7年連続だったが、昨年度
ようやく脱出するもつかの間、
また最下位に戻ってしまった茨城県


しかし、なんとこの県では今すごいことが
当たり前のようにおこなわれている


それは、自動運転バスが実証テストを
終えて、普通に日常バスとして
実走行されていることだ


まだ、世界でも走行テストの話は聞くが
なんとこの町ではすでに定常運行している


茨城県の境町では、運賃無料の
自動運転バスが公道を毎日走っている


マイカー社会で免許返納者の「普段の足」を
どのように確保するかという課題に対する
一つの取り組みだが、


茨城県南部の境町が全国で初めて
自動運転バスを公道上で定常運行させてから
10か月が経った


全国的にはほとんどが期間限定の
実証実験レベルという中、定常運行することで
改めて見えてきたことも少なくないという


「この事業はいわば『横に動くエレベータ』
エレベータはたいてい無料で乗れる。
この事業はそれと同じ発想で準備した」


2020年1月、東京都内で開かれた
発表会の席上、境町の橋本正裕町長は
こう述べた

境町は首都圏近郊にありながら、
町内には鉄道の駅がない


実質的な最寄りは東武動物公園駅(埼玉県宮代町)
だが、路線バスで40分ほどかかるという


そのため、町民は普段の足を
マイカーに頼らざるを得ない状況にある


町民の高齢化が進んでいる事情は
境町も変わらない


それに伴って増加する免許返納者の足を
どう確保するかは悩ましい問題となっており、


一方で公共交通機関を増やそうにも
慢性的なドライバー不足が立ちふさがる


境町が自動運転バスを導入した背景は、
こうした課題解決を図る一つの方法
としてだった


見逃せないのは
「無料で乗れるエレベータと同じ発想で準備した」
という橋本町長の発言


自動運転バスがエレベータとするなら、
利用料は無料で提供されなければならない


さらに町長は「将来的には町内で5路線まで拡大し、
この運行に地元のバス会社などが参画してもらえる
よう働きかけていく」とし


「国に対しては補助金申請をしたところだが、
これが認められない場合でもこの事業は継続していく」
とも語った


町民がいつでも気軽に利用できる環境を提供する
という境町の基本姿勢がここにある
といって良いだろう


実はこれまで境町では圏央道を活用した
公共交通網(高速バスなど)の整備や


拠点整備を積極的に推進して来ており、
その結果、人口減少に歯止めが
かかりつつあるという。


境町としては、この流れを自動運転バス
によって引き継ぎ、


高速バスで訪れた観光客などがスムーズに
自動運転バスに乗り換えて町内を
回遊できるようにしようとの目論見もある。


これがさらなる人口の増加、ひいては
地域活性化の促進につながることを
期待している


ここで学ぶことは、町のトップである
境町の橋本町長自らが音頭を取り、

この先どんな苦難が待ち構えているかは
わからないけれど、


多くの人が待ち望んでいたことを
不退転の決意で実行に結びつけていることだ


もちろん否定的な意見や、時期尚早の
反対論などもあるかもしれないが


困っていることをどうすれば
解決出来るのか


出来ない理由は誰でも言えるが


どうすれば出来るのかの脳は、すでに
舵をきられていて後戻りすることがない


出典元・写真は下記URL参照
https://merkmal-biz.jp/photo/3958

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