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父性・母性はいつ生まれるのか?

父性はいつ生まれるのか?
父性と母性。子供が生まれる予定もなく、生む計画もない。そもそも結婚もしていないし、もちろん既に子供がいる訳でもない。ただし、子供のことを考えることはある。将来的に子供を持つのか、持たないのか、、、。大きな選択である、現代は生き方が多様だからこそ悩む。昔は結婚して子供を持つことに疑問を持つことなんてなかっただろう。選択肢が多いが故の悩み、これは贅沢な悩みなのだろうか。

 昔から選択が苦手である。選択をすることで、選択しなかった道を捨てることになるからだ。常に多くの可能性を孕んだ状態でありたいと思っているのは悪い癖である。僕は選択を先伸ばす事により、選択肢が減少していくことには目を背けがちである。分かっているがやめられない、自分で手を下すことは恐ろしい。

 父性と母性の話に戻る。僕は不安に思っていることがある。自分の子供を愛せるだろうかということ。言い換えれば、自分に父性というものが存在するのかということである。存在しなかったらどうしよう、恐いなぁと思っている。

 父性は理性により出現すると考えている。一方、母性は女性が妊娠し出産する過程で自然発生的に発現しそうだ(予想)。何しろ女性の身体は子を迎え入れるため色々な変化が生じる、それは身体の変化だけでなく、思考にも影響があるに違いない。(だからこそ、母性が出現しなかった女性は男以上に苦しいだろうとも思う)

 男は子供が誕生しようと、身体の変化は訪れない。お腹に子供もいなければ、脳の変化も起こらない。生活が変わることにより「僕は父になるんだ」と実感するだけである、理性により自らを父に変化させねばならない。妻からすれば、こんなに苦しい思いをしてお前の子供を産んでいるのにありえない!離婚よ離婚!と思うだろう。こういった話題を妊娠中や、出産した後にしてはいけない。必ず妊娠前に済ませておくべきである、自分が女だったとして、夫がこんなことを言い出したら呆れる。だからこそ今考えておくべきだと自分を戒める。そのギャップが発現した際の対処方法を考えておくべきだ。もしも今まで書いてきたような悩みもなく強烈な父性が発現したならば、それに最高である。ただし備えあれば憂なしである。同級生や、周りのお父さんに聞いてみたい。父性はいつ芽生えたのかと。

 日記を書いた後に母性はいつ生まれるのかとググってみたところ、母性が芽生えませんと悩んでいる人のブログやコメントをいくつか見た。やっぱり生まれないこともあるよね、ならば母性や父性とはなんだろうと改めて頭を抱える。一方、子供育てていく中で母性・父性が生まれたというコメントもいくつか見た。母性と父性、いわゆる愛というやつを醸成するには根気と技術がいるのかもしれないと思い、フロムの愛するということをを読み返すのであった。

よい曲を作り続けます