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〆切ー2019_06_28

〆切が嫌いだ。

特に自分から設定した〆切に対しては激しい憎悪を向けがちだ。
期限が近づくごとに、「は?馬鹿じゃねえの?」と当時の私自身の首を絞めるか、殴るか、ドロップキックを食らわせるかの3択に迫られる。
決して間に合わせようとすることはない。だからダメなのだ。

大学の課題はほぼ期限内に終わらせる方だった。
もう課題もほとんど出ない時期になってしまったが、とにかく入学してしばらくはそれはそれは真面目な学生だった。1年生の時はその真面目さが高じて特待生を獲ることができたほどだ。賞金も出たが、半期に納入している金額の1/4程度しか返ってこなかったので普通にふざけるなと思った記憶がある。もっと金返せ。授業料免除くらいしてくれ。

とはいえ、普通に期限内に課題が間に合わないこともあるわけで。
そういう時は大抵「フォームには入力したのですが、提出ボタンを押し忘れていて」「間違えたファイルを送信していたことに気づかず…」と、ずる賢く知恵を働かせ、遅れ提出の課題をねじ込んでいた。

今思うと、教授たちは私の悪行に気づいていたのではないだろうか。
そうでなければ、私の普段の素行が良すぎて「青津がそんなことするはずがない」と憐れんだ末に提出を許してくれたということになってしまう。後者だとしたら私の身体はその罪悪感に耐えられるようにできていないため、再びあらゆる臓器を痛めることになる。
前者であった上で私の可愛げに免じて受け取ってくれたと信じたい。

一方で、そのような嘘で塗り固めた末に提出した課題の評価が軒並み高いのも考え物だ。後者の可能性を完全に否定することができない。


何の話だったか。
適当に文章を書いていると普通に本題を見失ってしまうのが嫌なところだ。
〆切が嫌いという話だった。

子どもの頃はどうだったろうか。
夏休みの宿題は前日に答えを丸写ししていた。
その時もしっかり途中で数問間違え、途中式のケアレスミスに△を付けて1点だけ引いたりするなど、結構な工作をしていたような気がする。

実際、他の丸写しした生徒が注意を受けている中で、私が注意を受けたことはただの一度としてなかった。
本当に気づかなかったのか。そもそも私のことなど気にも留めていなかったのか。後者であることを考えると雨が降り出しそうなので、私は前者を信じることにする。

元々時間にはルーズな方だ。気心の知れている友人との約束には必ず3~10分遅刻する。友人同士のグループ通話に「あと○○分で合流する」とテキストメッセージを送るが、その時間通りに合流したことは片手で数え切れるほどしかないだろう。何ならだるくてそのまま寝るときもある。
それでも許される関係性だからこそできる所業なのだが、人としてはかなり問題がある性質なので、直せるものなら早めに直しておくべきだとは思ている。

”直せるものなら”。

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