初心者がロストを4ヶ月使い続けてシティで4勝できた話
はじめに
はじめまして、ポケカ歴4ヶ月の大きな忍者と申します。
先日シティリーグに参戦して結果4勝1敗で終えることができました。オポネントが足りず惜しくも予選敗退でした。
シティリーグ4勝1敗
— 大きな忍者 (@konpuri1) December 25, 2022
デッキ ロストザマゼンタ
オポネント？というのが低く予選敗退でした
でも自己ベストの結果で良かったし対戦相手もスタッフさんもいい人ばかりで最高でした‼︎あざす‼︎ pic.twitter.com/lfPEow94w0
ガチ勢の方からすると大した結果ではありませんが、シティで勝ち越すことを目標にしていた私としては満足できる結果だったので節目としてこれまでの経緯を記事にしました。
1.ポケカを始めたきっかけ
私は昭和生まれの中年男性です。
愛する妻と最高の息子2人の4人家族です。
私が小学生のときにポケモン緑赤が発売されてドハマリしました。その流れで当時ポケカの存在は知っていて興味はあったのですが、田舎だったこともありトレカショップやカード取扱店が無く入手できませんでした。いつかやりたいなと思いながら月日は流れそのまま大人になりました。
2020年にコロナで緊急事態宣言となったときに、子供と自宅で遊ぼうと思いVスタートデッキを購入したのがポケカを始めたきっかけでした。
家族4人分買ってみんなでよく遊んでました。遊びながらポケカのルールは覚えていきました。
遊んでいる内にデッキリストが物足りなくなり適当にコンビニでパックを購入して当たったカードを入れて遊ぶのが家庭内で流行っていました。
ムゲンダイナVはあるけど進化先のVMAXは無いとかそんなデッキリストでした。クイックボールなんてものは無いのでサポートのポケモンごっこは最強カードでした。
ボスの司令はノーマルカードでも2000円とかそんな時代でした。たかがカードゲームで1枚2000円なんてもったいないので買うことを検討したこともありません。呼び出しカードはポケモンキャッチャー4枚でコイン勝負
2.衝撃のジムバトルデビュー戦
こんな感じで家族だけで楽しいポケカライフを送っていました。
そこでだいぶポケカも慣れたので小学生になった息子とジムバトルに参戦することにしました。
近くのBOOKOFFでジムバトルを見つけたので息子の夏休みを利用して8月に行くことにしました。
初めてだったのでやり方が分からずお店に電話したら予約不要で開始時間に店に居て下さいとの事でした。
当時の私のデッキはピカチュウV3枚とピカチュウVMAX2枚も入った家庭内最強デッキでした。奮発して仰天のボルテッカーを1BOX購入して当たったカードたちです。モココとメリープも2枚ずつ入っていたのでエネ加速もできる自慢のデッキでした。
息子のデッキはジュラルドンVデッキです。ジュラルドンVMAXはいません。アルセウスもいません。ジュラルドンV2体で鋼エネをひたすら貼って火力アップを目指します。メタルソーサーが2枚あるので運が良ければエネ加速できます。
初心者も多いと店員さんがいっていたのでこのデッキである程度勝負ができると思って挑みました。
すると・・・・
知らないコンボで瞬殺されました。。
お相手さんはディアルガデッキでした。今だから分かりますが、ガチガチの環境構築デッキでした。UR、SRがいっぱいでした。
初手でVIPパス2枚からゲッコウガ、ミュウ2体、ディアルガ展開されて回収ネットでしっぽふりまくって隠し札しまくってばんばん山掘られました。
あら不思議2ターン目にはスタークロノス決められてピカチュウV取られて続けてもう1ターン。ボスでピカチュウVをまた呼ばれてあっという間にサイド4枚取り。やっとターンが来ましたがエネ手張りで終了。最後もボスでベンチのパルスワンVを呼ばれてサイド2枚取られてゲームセット。
これが衝撃のデビュー戦でした。
完全にポケカ舐めてました。もっとカジュアルな感じをイメージしていました。なんなら自分のデッキは強いと思っていたので初心者に圧勝したら大人気ないかな。とか心配してました。。。
隣でバトルしていた息子もルナトーンデッキにボコボコにされていました。バトルが終わったら「太陽がお月さまにエネルギー何回もはって何回も山引かれて負けた〜！Vポケモンいなかったのに負けた〜！」と半泣きで言ってました。
ルナソルなんて知らなかったし、Vポケモン無しでなぜ勝てるのか分かりませんでした。あと、声が小さい方だったのでトレッキングシューズを使われている時も何をしているか分からず自由に何回も山を引いているように見えてイカサマかと思いました笑。
これが衝撃のデビュー戦となりました。息子の前だったので冷静を装っていましたが内心かなりショックを受けていました。
放心状態で帰宅して色々考えました。息子も同じ気持ちでした。今度は勝ちたいと。
そして本気のデッキを作る決意をしました。
3.初めての環境デッキ構築〜高額カード
そうと決まれば検索です。
まずはネットでポケカのデッキについて調べまくりました。
そこで目に止まったのがロストギラティナです。
当時、最新弾でロストアビスが発売されていました。環境トップクラスの強さを誇るデッキだと分かりました。
他にもパルキアやミュウなどが強いと分かりましたが、それらはすでに発売から日数が経過していたので既存プレイヤーと練度の差があると考えました。
その点ロストはまだ発売から1ヶ月と新しく、デビュー戦のジムバトルでも使っている人がいませんでした。ロストデッキならまだ構築も固まって無いだろうし、プレイヤーの練度の差も少ないと判断してロストギラティナを組むことにしました。
息子は好きなジュラルドンをメインにしたいと希望があったのでアルセウスジュラルドンを組むことにしました。
直近の優勝デッキリストを見ながらそれぞれ必要なカードをノートに書きました。次にカードの値段を調べたのですがなんと1万円〜2万円はかかる計算になりました。
かがやくゲッコウガ3000円は笑いました。
それでも私も息子も本気だったので購入を決意。ついでに大会には出てない次男坊もデッキを作りたいと言い出したのでルナソルを組むことに。
私 ギラティナ 17,000円
長男 アルジュラ 12,000円
次男 ルナソル 8,000円
これまでは1000円以下で1デッキ購入してたので桁違いの金額です。しかし息子たちもやる気マンマンなので貯金を使って買うそうです。すごい。息子たちの気合がすごかったので半額は父親負担することにしました。
ショップでシングルで購入して足りない分はその都度買い足しました。8月中には構築デッキを作り上げました。
4.「はなえらび」の苦悩
ロストギラティナデッキを手に入れてからはひたすら家族で練習しました。
そしてロストデッキの根幹となる「はなえらび」の難しさを痛感しました。とにかく時間がかかる。
毎回2枚のうちどちらをロストにしたらいいか分からず悩みました。時間を計測してないですが、最初のころは1試合60分近くかかっていたと思います。毎ターン長考してました。
そこでポケカ対戦動画のYouTubeやnoteの有料記事を読み漁りロストギラティナの勉強をしました。
特に凱(よし)選手(https://twitter.com/yamayoshi1026)のnoteは一番お世話になりました。何度何度も読んで内容を暗記しました。あざす!!
おかげでロストギラティナについての理解が深まり上達できました。
全部勉強になりましたが、特に勉強になったのは
1)各カードの採用理由
2)ロスト送りの優先順位
3)各対面の戦略
1)各カードの採用理由
このnoteを読むまでカードの採用理由、各カードの採用枚数で分からないことがありました。
採用理由が詳しく書かれていたので、疑問が一気に解消しました。
採用枚数は、サイド落ちやロスト送りを計算して使いたい枚数+αで考えることが学べました。ロストに関わらずポケカの構築設計の基礎が身につきました。
2)ロスト送りの優先順位
要するにケースバイケースだと学びました。対面で必要なカードかどうか判断できなければロストは失敗することが分かりました。
それまでは「ギラティナは強いからロストしたくない」「エネルギーや回収ネットは多めにあるからロスト」など浅すぎる考えでロストを決めていました。
この辺りからプレイングが変わりました。精度は低いですが相手のデッキを見てサイドプランを立てるようになりました。それによって必要なカードが判断できるようになってはなえらびが明らかにスムーズになりました。
それと同時に環境デッキを理解する重要性を理解しました。
3)各対面の戦略
これで勝率が確実に上がりました。
有料noteなので詳細は省きますが、トッププレイヤーはこんな緻密な戦略を各多面で考えているのかと感心しました。記載されている通りにするだけで面白いように勝てる試合が増えました。
おかげで説明されていなマイナーな対面についても自分なりに戦略を練る癖がつきました。
私がポケカ上達できた要因として凱選手(https://twitter.com/yamayoshi1026)は最も影響を与えていただいたひとりです。大変感謝しています。
どうしても直接聞きたいことがあったのでDMしたらとても丁寧に優しく回答して下さいました。
凱選手がゲストの自主大会に参加した時にサインまでいただきました。すっかりファンです。あざす!!
5.無謀にもCL横浜へ参戦
家庭内練習と一人回しである程度ロストギラティナデッキに慣れてきました。公式の試合は25分と決まっているので対戦相手に迷惑をかけないように自分の持ち時間を勝手に半分の12分30秒と決めて練習していました。
そのおかげで対戦で過剰に時間をかけることは少なくなりました。ジムバトルにも積極的に参加して勝率50％程度の状態でした。
そんな時にポケモントレーナーズクラブでCL横浜の抽選応募があったので軽い気持ちでエントリーしたのですが、結果当選してしまいました。
当選してからCL横浜がどんな大会か調べて3000人以上集まる超大型大会だと分かりました。さらにtwitterを見る限り当選確率も低いようでせっかく当選したのに参加しないと他の方に申し訳ないと思い出場を決意しました。
CL横浜の本番は9/17。うろ覚えですが確か当選発表はその10日前くらいでした。出場するからには勝ちたいし半端なプレイは相手に失礼です。勝てるようにできることをしました。
とにかく圧倒的な経験不足を補うために対人対戦をしたかったです。仕事の都合上、ジムバトルは週末しか出場できません。それだと足りないのでリモートポケカをすることにしました。
YouTube「シャロンch」を視聴していたのでこちらのメンバーシップに参加してリモートポケカすることにしました。
仕事用でwebカメラやマイクはあったのでネットでリモートポケカのやり方を調べて早速やってみました。
初めてのリモートポケカで緊張しましたが、結論から言うとシャロンさんのメンバーシップはみ〜んないい人です(^^)
分からないことは聞けば優しく教えてくれます。大型大会常連の方などもいるのでCL横浜に関する情報もメンバーの方に教えてもらいました。
私はポケカを一緒にする友達や知り合いが居なかったのでシャロメンはとても心強かったです。何度もリモートポケカしているとそれなりに顔見知りになった人もいて勝手に楽しいポケカ仲間ができたと思っています。
ポケカ始めてたいけど周りにやってる人が居ない場合はシャロンさんのメンバーシップをおすすめします。いい人ばかりなので安心して下さい。
後述しますが、自分なりに工夫しながら色々練習しました。環境上位のデッキリストは頭に叩き込んで事前にやることをまとめたりしました。
CL横浜前夜にホテルで初めて買ったKATANAスリーブに入替えました。新品のKATANAスリーブはツルツル滑って山札が崩れて大変でした。滑らないように霧吹きでスリーブに水をかけたのはいい思い出です。
6.CL横浜 結果2勝3敗
初戦はアルギラに負けました。初戦の方はプレイングも所作も美しく只者では無いと思って結果を追ってました。そしたらDay2進出されててやっぱりすごい方でした。
初戦負けてやっぱりダメかと思って望んだ2戦目。
どうやらお相手さんも初心者っぽい感じで私より緊張されてました。その時にみんな同じ気持ちなんだと感じて自然と落ち着くことができ初勝利できました。
続く3回戦はパルキアでした。
私のキュワワーを見るなりクイックボールでエンペルトVをバトル場に。
エンペルトは対策済みだったのであなぬけのヒモで退かしながら勝利することができました。
この時点で2勝1敗。
なんと昼休み休憩をまたぐことができました。福岡から参戦しているので万単位の旅費と時間もかかってます。3連敗で午前中で帰るのは避けたかったので嬉しかったです。
午後からはパルキアとミュウに2つ負けて結果2勝3敗で終わりました。
ギラティナデッキを買うことを決意した日からCL横浜はちょうど1ヶ月経過した日でした。
本格的にポケカをはじめて1ヶ月でCL2勝できたことは財産になりました。もっと上手くなりたい。次のCLやシティリーグにも参加することを決めました。
7.ギラティナとの別れ
CL横浜を終えてから毎週のようにジムバトルに参加して時間があれば夜中にリモートポケカをしていました。
デッキはロストギラティナを使い続けていました。全体勝率はだいたい50％程度でした。
しかし、2022年10月21日に発売されたパラダイムトリガーで勝率が急降下しました。
ルギアの登場です。リモートでもジムバトルでもルギアと対戦することが増えてギラティナで連敗が続きました。勝てたとしてツツジから相手が止まって逆転など苦しい勝利がやっとで楽に勝てるゲームがなかったのでギラティナデッキを辞めました。
ロストを使い続けていたのでギラティナを抜いたロストバレットを色々試しました。
リザードン型は慣れずに断念しました。ずっとかがやくゲッコウガを軸にデッキを回していたので、隠し札が使えないデッキはしっくりきませんでした
次に試したのがロストカイオーガです。カイオーガを起動させるために山札を掘り切るプランが詰将棋をしているようで楽しくてハマりました。
しかもルギアに勝てるようになったのでロストカイオーガデッキがお気に入りになりました。この頃はルギアにマナフィはあまり入って無かったので面白いようにアクアストームが決まって気持ちよかったです。
マナフィも居ないし、ルギア2体やクロバットなどVポケモンがベンチにたくさんいたので楽でした。
その後も調子良くカイオーガを使っていましたが、ルギアミラー対策でアメイジングライコウが流行るとマナフィが標準搭載されるようになりました。おまけにウオッシュ水エネルギーを入れたデッキもちらほらみるようになりました。ルギアバレットのデッキが主流になりベンチにVポケモンが並ぶことも減りました。
ロストカイオーガも流行っていたのでルギア側の対策も向上し、以前ほど楽には勝てなくなってきてました。(マナフィをギリギリまで出さずヤミラミ対策したり)
それでメタのメタみたいになってウオッシュ水エネ貼ったマナフィをボスとキャンセルコロンで対策してました。
特にムーランドVのおかわりファングが凶悪で対策必須になりました。
まずはムーランドの対策はカビゴン+ベルトの210点を用意しました。ですが、これは必要札が多く決めたい時に決まらないことが多かったです。
次にジガルデを用意しました。自分の残りサイドが相手のサイドより多い時という条件はありますが、ムーランドのおかわりファングの返しに使うので条件は満たしやすく使い勝手が良かったです。ノコッチで弱点を消されると使えなくなるのが傷でした。
ジガルデよりいいポケモンを探して行き着いたのがザマゼンタでした。敵討ち220点が強力でだいたいのVポケモンを倒せるのに耐久力も高い優れものです。
非Vデッキなので前の相手の番にきぜつの条件はすぐ満たせます。欠点は鋼エネ2枚要求だけです。
ロストカイオーガにザマゼンタを搭載したらエネがパンパンでした。水、超、雷、闘の4色が必須エネだったので更に追加で鋼を入れるのは枠がきつかったです。
それでもザマゼンタが気に入ったのでなんとかカイオーガにザマゼンタを入れるために、まずはザマゼンタを極めようと思いロストザマゼンタデッキを回すようになりました。
それからロストザマゼンタデッキがしっくりきていまでもメインはロストザマゼンタになりました。ロストカイオーガも楽しくてたまに使いますがザマゼンタの方が勝率が良かったので12月のシティはロストザマゼンタでいこうと決めました。(決めたといってもその後も毎日悩んでシティの結果を見てはリスト入替えしまくってました)
8.シティリーグシーズン2 参戦!!
タイトルの通り、クリスマスに開催されたシティリーグで4勝1敗の結果でした。
リストは以下の通りです。
記事を書き始めた当初はこの詳細結果を記録に残そうと思っていましたが、すでにだらだらここまでの経緯を書いたので割愛します。
とにかく環境に多いと予想していたルギア、ミュウ、ロストに勝てる練習をして望みました。何度やってもクワガノンは勝てなかったのでクワガノンは割り切ることにしていました。
アルセウス系統も苦手でしたが、勝てないことはないので気合でやりきることにしていました。
ドガスも不利でしたが、この時はまだ数は多くないと予想したのと練習では意外とドガス側が遅れて勝てることもあったり、ライコウVを手張りして2ターン目から殴れると突破しやすかったです。
1ターン目ぐんぐんシェイクは降参です。
9.さいごに
ここまで読んで下さった方がいましたらありがとうございます。
Dレギュレーションがスタン落ちしたらロストはどうなるのか気になるところですが、私にとってロストデッキが好きなので出来れば使い続けたいです。
この記事を通じて自身のポケカキャリアを振り返ることができました。まとめるの楽しかったのでまた投稿しようと思います。
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福岡を拠点にポケカしているのでもし、県内で対戦できる方いましたら気軽に声かけて下さい。