志望理由書で有能に擬態しよう

はじめに

大前提としてこれは個人の経験及び考えです。
情報の確度はそれぞれで判断してください。無料記事だし。
あとこれはSFC受験者向けです。ただ、他の大学のAO入試なんかにも使えます。

まず大学受験当時のプロフィールというか、受験戦争の装備を紹介しておきます。
高校評定：2.4
資格：英検準二級
以上です。一山いくらの一般的な無能受験生と言われても反論できないですね。実際いまだに高校数学も解けません。大丈夫か。
しかしながら何とか頑張ったところ、最強のラッキーパンチを繰り出しSFCに準備期間二ヶ月で合格できました。
今回は自分と同じような人生luckビルド受験生のために志望理由書で自分を有能に擬態させる際に意識したことなどを書き殴ります。

今回は文法とかは省きます。浅学なもので間違いだらけなの目に見えてるし。
あくまで内的なことしか言いません。多分。

志望理由書書き方

志望理由書でその人の第一印象が決まるとよく言われますが、僕はあくまで面接への布石と考えてます。嘘ついて興味持ってもらったら自動的に面接にお呼ばれして俺の勝ちです。
言葉が強い。でもそうなの。
教授側からすれば会ったこともない有象無象がお前の大学を愛してると言いながら無限に500~2000文字くらいの高カロリー文章を投げつけてくるわけですから興味あるやつだけ呼ぶのは当たり前と言えば当たり前。
今回はその網に引っ掛かるために文章書くにあたって気をつけてたことをしゃべります。

まず書くことに慣れよう

志望理由書を書く前の肩慣らしです。好きなものを書きましょう。書くことに慣れましょう。自分はオリジナルキャラクターの生い立ち設定集とかを800文字くらい書いてました。
書くのに慣れたら後々やり直しとか教師に添削お願いした際のダメ出しなどのメンタルへのダメージが熟練度に応じてカットされます。

材料を作ろう

はい。AO受験は大学側にとって博打です。だって勉強出来ないかもしれないような人材、それこそ俺みたいなのもふるいにしがみ付いて合格したりする不確定要素の多い入試方式ですので。だから有能か、やる気があると思わせるために第一印象が大事です。
だからまず意識することは目に留めてもらうこと、覚えてもらうことです。
ここで前回書いた備忘録のカッコ良さが必要になります。SFCは特に新しいものというか、融合した価値観が好きなので最先端の言葉を序論部分に散りばめるのは大事です。
自分の場合は生物と地域創生を掛け合わせてメガシンカさせた結果、
「福岡を中心に九州を環境都市に改革する」になりました。
カッコ良いですよね？自分はそう思いますが。
わかります。原型ないし内容も違うと思われますよね。ここに内容をこじ付けてきゃ良いので細かいことはいいんだ。
教授からしてもちっっっこい地方の限界集落なんてあんまり興味ないんです。そんなもんよりも良い学生をゲットして起業させてそいつを成功させた大学として名声を広げたいと思ってるんじゃないでしょうか。✝陸の王者✝だし。

そして添付資料に関してですがちゃんとそれっぽい写真は用意しました。自分は生物保護が素の自分の興味分野だったから水族館職員と写真撮ったり漁協行きました。
ところでどれだけ大口叩いても芯は必ず自分の興味分野を軸にしとかないと面接でボコボコにされます。ここだけは嘘をつかないように。自分の好きなものや自信のあるものを軸としてカッコ良い言葉で修飾して行きましょう。

材料を組み立ててみよう

自分の得意、興味分野を混ぜ込んだカッコ良い言葉が出来たら組み立ててみます。例えば、手前味噌ですが

私は福岡を中心に九州を環境都市に変革する。自然環境と地域住民の距離を縮めることで住民のシビックプライドを醸成し、成長の著しいアジア圏の環境都市モデルとして九州を更なる発展へ導きたい。

めっちゃカッコよくないですか？何言ってるかわかんないけど。

ちなみに素材の味をそのまま楽しむと、

九州の自然保護を通じて住民の結束力、地元愛を強化して環境を大切にしたまちづくりを行いたい。

になります。これならうちに来る必要ないね、と言われてもしょうがない。だって芋くさいし地元好きなら地元居ればいい。
こんな感じででかい口叩いても面接で何とかなるんで材料集めをしっかりした上でのビッグマウスは推奨です。

あくまでフォーマット通りに

これちゃんとしましょう。あくまで嘘をついて目立とうってだけで奇抜なこと言ってれば良いってもんじゃないし、ロジックや構成、志望理由の正当性は必要です。ここを勘違いする人が意外と多いので注意しましょう。
大体の流れとして
やりたいこと→現状→今の対処→将来の課題点→課題点を踏まえてやりたいことの正当性や効果を示す→自己アピ→大学での具体的な学習計画及び展望
みたいな感じに書くと初心者の方でもスッキリまとまります。
ちなみに一番大事なのはツカミなので序論はマジで大事です。

最強の自分をイメージしよう

無限に湧き出る自信を持とう

常に根拠のない自信を持ちましょう。もしくは全肯定botを友達に用意しましょう。
これは非常に重要なことです。なぜなら正気に戻った時に嘘まみれの志望理由書を見て不安になっちゃうからです。そんな時に根拠のない自信が役に立ちます。
突然ですが憧れの人っていますか？
僕はさかなクンさんなんですけども。
自分は憧れの人に自分自身を投影すると自信が付いてました。
自分はSFCで最強の魚博士になるんだと思ってました。面接で泣かされたけど。
この自信なんですが案外馬鹿に出来ません。でかい口叩いて身の程知らずの啖呵を切りながら書いてる志望理由書ですが我に帰るとこんな嘘だらけで良いのか…?と不安になると思います。
大丈夫です。なぜなら自分はさかなクンさんだから。さかなクンさんなら福岡県を環境都市にできる。多分。そんな感じで根拠のない自信を発生させると正気に戻らないのでおすすめです。

何なら教授に直接送れ

これちょっとずるいんですが、教授に添削お願いしました。無視されたんですけどね。ただ人によっては受けてくれるみたいです。僕の同期は同じ教授に同じ時期に添削依頼を出して返事が来ていました。なぜ。
ちなみにですがSFCの教授陣は大体本名でTwitterをやってるのでフォローしてDM飛ばすと案外簡単に交流取れます。

最後に

これ、ラッキーパンチの確率を上げるものなんで有能な人や努力ができる人は普通に高校の先生と面接練習だったり志望理由書作ってください。
僕は学校ほぼ行ってなかったので先生には頼めませんでした。